1989 Fiscal Year Annual Research Report
CCDカメラを用いたビデオ画像解析による動的眼球反対回旋の研究
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62570799
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| Research Institution | Okayama University |
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Principal Investigator |
大月 洋 岡山大学, 医学部, 助教授 (70093672)
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| Keywords | 眼球反対回旋 / ビデオ画像解析 / 電動頭部傾斜装置 / 周波数応答 |
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| Research Abstract |
電動頭部傾斜装置を用いて3名の正常被験者を対象に、周波数0.16Hz、0.33Hz、0.66Hz、振幅5度、10度、15度、20度の条件で正弦波様頭部傾斜運動を負荷し、それぞれの刺激条件について眼球の反対回旋運動を計測した。計測デ-タを解析プログラムにより、それぞれの利得、位相を計算し、ボ-ド線図として表示した。その結果、被験者にばらつきを認めるものの、平均的には0.13Hzで利得は0.24、位相は-8度、0.33Hzで利得は0.31、位相は-6度、0.66Hzで利得は0.42、位相は-3度、1.33Hzでは利得0.54、位相+5度を示し、刺激周数の増加にともなって利得が増加する周波数応答のパタ-ンが認められた。これらの刺激周数領域では眼球反対回旋の利得は極めて大きく、水平方向の頭部回転運動による前庭動眼反射の利得と近似することが明らかとなった。
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