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1987 Fiscal Year Annual Research Report

直接リライニング材に関する基礎的研究

Research Project

Project/Area Number 62570884
Research InstitutionTsurumi University

Principal Investigator

尾花 甚一  鶴見大学, 歯学部, 教授 (50064324)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 川井 善之  鶴見大学, 歯学部, 助手 (60186054)
大久保 悦子  鶴見大学, 歯学部, 助手 (30176838)
三浦 英司  鶴見大学, 歯学部, 助手 (20157423)
高山 慈子  鶴見大学, 歯学部, 助手 (30175939)
宮田 孝義  鶴見大学, 歯学部, 助教授 (00089426)
Keywords直接リライニング材 / 接着強さ / 色素侵入試験 / 接着界面
Research Abstract

昭和61年度日本補綴歯科学会関東支部学術大会で報告した接着強さの測定結果をもとに1.熱サイクル 2.繰り返し曲げ加重 3.直接リライニング材の種類について色素侵入試験を行い, 直接リライニング材の封鎖性と接着性に影響を与える因子について検討を行った. 実験材料には, 過熱重合レジンと3種の直接リライニング材を用い, 試料はリライニング材の種類, 接着条件にしたがいそれぞれ製作し, 繰り返し荷重後, 一定の熱サイクルを加え色素侵入試験を行なった. 色素には塩基性フクシン, メチレンブルー, 墨汁を選択した. 各条件について予備実験を行った結果, どの試料においても加熱重合レジンとリライニング材の接着界面に色素の侵入は認められなかった. 前実験において走査電子顕微鏡を用いた接着界面の観察では, どのリライニング材も加熱重合レンジと密着しており, 気泡などの混入も認められなかった. また, 光重合レジン(トライアド)では加熱重合レジンとトライアドマトリックスの間に10〜20μmの接着剤の層が認められたが, 接着状態は非常に密に行われていることが判明した. これらのことからも過熱重合レジンとリライニング材との接着は強固で接着界面への色素の侵入は困難と思われ, 同様の方法では実験結果の判定は不可能と考えられた. しかし, 臨床では加熱重合レジン面から直接リライニング材の剥離や境界面への汚物の侵入が認められる. 接着が実験上ではこのように密でありながら, このようなことが生じる原因は, 口腔環境が実験条件よりかなり過酷な状態であること, 義歯の形態も複雑でリライニングも唾液中で行なわなければならないなど, 実験条件とは異なることによると思われる. 現在, リライニング材の厚み, 接着面積と形態などを実験条件に加え, より臨床に近づけた実験系により接着状態, 寸法変化について検討を行っている.

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 大久保 力広: 日本補綴歯科学会雑誌. 31. 1049 (1987)

URL: 

Published: 1989-03-20   Modified: 2016-04-21  

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