1987 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
62570918
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
鈴木 弘之 長崎大学, 歯学部, 助教授 (70018753)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
前田 明子 長崎大学, 歯学部, 助手 (20157126)
井口 修一郎 長崎大学, 歯学部, 助手 (70145267)
丸山 陽市 長崎大学, 歯学部, 講師 (50173969)
小林 和英 長崎大学, 歯学部, 教授 (90049370)
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Keywords | 静電容量結合法 / 外科的矯正 / 骨リモデリング / モルフォメトリー |
Research Abstract |
高度な骨格性反対咬合を有する患者の下顎は一般的に華奢で, 下顎枝の前後径も小さく, 外科手術を行う際, 骨の離断面の接触面積の点より制約を受ける場合が多く, 特に下顎の左右非対称を外科手術を治療する場合, 左右で離断部が緊密に接しておらず, 治療が長びいた. また最近は, 30〜40才代の顎骨切術併用の患者も増加して, 顎間固定期間が長くなり, 治療後の後戻りの可能性も多いと考えられている. 我々は, 微小電流刺激が骨のリモデリングに与える影響について研究してきた. これは整形外科領域で難治性骨折の治療に用いられるようになった. この方法をさらにすすめて, 電極を骨の中に挿入せず, 皮膚の上に置いてピーク間電圧5V, 電流5〜10mAで刺激する非侵襲的電気刺激である静電容量結合法を応用して骨の離断面に電場をかけ, 骨の形成およびリモデリングを促進し, 外科的矯正治療期間の短縮のための基礎的実験および臨床応用をめざした. 基礎的な研究として主として犬の下顎骨を離断し, 静電容量結合法による骨のリモデリングの状態を観察した. (1)骨の離断面に電場をかけるための装置の作成した. (2)実験動物に骨折手術を行い, 離断面に皮膚の上から装置を装着し, 骨形成を経時的に観察した. (3)骨形態計測の手法を用い, 形成された骨の組織学的評価を行った.
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