1987 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
62570942
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
野中 源一郎 九州大学, 薬学部, 助教授 (60037611)
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Keywords | タンニン / ポリフェノール / 緑茶 / 烏龍茶 / 紅茶 / ブナ科植物 |
Research Abstract |
各種の茶(緑茶, 烏龍茶, 紅茶)及び邦産ブナ科植物6種についてタンニン類の化学的研究を行った. 以下それぞれについて得られた主な知見, 成果について述べる. 1.各種茶のポリフェノール 緑茶, 烏龍茶, 紅茶のポリフェノール類に関して化学的検討を行い, それぞれから17種, 53種, 28種の化合物を単離し, それらの構造を明らかにした. また紅茶の製造時におけるポリフェノール類の変換並びに各種茶のポリフェノール類の分離定量をHPLCにより検討し, 発酵によるポリフェノール類の変換経路を明らかにした. 2.ブナ科植物のタンニン 邦産ブナ科植物のうちクヌギ(Quercus acutissima), ミズナラ(Q.mangolica), アベマキ(Q.variabilis), ウバメガシ(Q.phillyraeoides), シラカシ(Q.myrsinaefolia)及びスダジイ(Castanopsis cuspidata var.sieboldii)のタンニン類について化学的検討を行った. その結果, クヌギ樹皮から40種, ミズナラ堅果より37種, ミズナラ葉より18種, アベマキ葉から9種, ウバメガシ葉から32種, ウバメガシ堅果から15種, シラカシ葉から10種, スダジイ樹皮から50種, スダジイ葉から70種のタンニン及び関連化合物を単離, 構造決定した. これらのうち63種が新化合物であった.
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[Publications] Kanji Ishimaru: Phytochemstry. 26. 1167-1170 (1987)
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[Publications] Kanji Ishimaru: Phtochemistry. 26. 1147-1152 (1987)
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[Publications] Kanji Ishimaru: Chem. Pharm. Bull. 35. 602-610 (1987)
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[Publications] Fumio Hashimoto: Chem. Pharm. Bull.35. 611-616 (1987)
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[Publications] Kanji Ishimaru: Phytochemistry. 26. 1501-1504 (1987)
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[Publications] Masayuki Ageta: Chem.Pharm.Bull.