1988 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
62570968
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Research Institution | HIROSHIMA UNIVERSITY |
Principal Investigator |
升島 努 広島大学, 医学部, 助教授 (10136054)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 久信 広島大学, 医学部, 教授 (80034031)
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Keywords | 光音響法 / X線吸収分光法 / イメージング / EXAFS / シンクロトロン放射光 / CT法 |
Research Abstract |
1)2波長差X線光音響イメージング法の開発とイオン定量への応用 高エネルギー物理学検討所放射光施設(PF)BL15Aの集光X線により、分解能0.7mm、波長1.48A〓で、表面にマイラーの様なより生体に近い試料を貼り付けた金属モデル試料を測定した。マイラー存在部では、熱拡散に遅れが生じ、位相像に顕著な違いが見え、将来3次元的な金属イオン分布解析に利用される可能性を知ることが出来た。 コンピータートモグラフィー(CT)法による、X線光音響イメージングも可能とした。得られたモデル試料の、2次元的な原子分布をCu k-吸収端 上下の2波長で捉えた所、2波長差分布解析が、CT法では簡単に可能となることが解った。 2)光音響EXAFSの開発と生体分子の状態分析 EXAFSが光音響スペクトルにも見られる事を発見し、そのためX線に不透過な物質でも、また層状となった試料でも、そのままで、しかも表面下の構造解析できることが解った。生体試料のモデルとして、ポルフィリン誘導体である、クロロフィリンを選び、その粉末試料を測定する事にも成功した。 3)セミパルスX線光音響法による、非破壊での深さ方向分析法の開発 X線をパルス状に照射し、その応答から、試料の深さ方向の解析が可能とならないかも検討した。表面のポリエチレンテレフタレート(PET)膜の存在で遅れる信号成分を捉える事に成功し、本法も、深いところの非破壊分析に有用な一つの手法となる事を確認した。 以上、ほぼその所定の基礎開発が進められ、世界で初めての本プロジェクトの推進が、当初の目的どうりに完了した。
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Research Products
(13 results)
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[Publications] T.Masujima、: Photon Factory Activity Report. 6. (1988)
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[Publications] H.Shiwaku、: Photon Factory Activity Report. 6. (1988)
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[Publications] T.Masujima、: Photon Factory Activity Report. 6. (1988)
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[Publications] T.Masujima、: Photon Factory Activity Report. 6. (1988)
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[Publications] T.Masujima、: Photon Factory Activity Report. 6. (1988)
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[Publications] T.Masujima、: Rev. Sci. Instrum.(1989)
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[Publications] T.Masujima、: Rev. Sci. Instrum.(1989)
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[Publications] T.Masujima、: Rev. Sci. Instrum.(1989)
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[Publications] T.Masujima、: Jpn. J. Appl. Phys.28. 451-452 (1989)
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[Publications] 升島努: ぶんせき. 1988. 865-869 (1988)
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[Publications] 升島努: Isotope News. 1988. 2-6 (1988)
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[Publications] 升島努: 放射光. 1. 27-38 (1988)
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[Publications] T.Masujima、: "Topics in Current Chemistry" Springer-Verlag, 145-157 (1989)