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1987 Fiscal Year Annual Research Report

網膜に特異的な遺伝子のクローニングとその応用

Research Project

Project/Area Number 62571022
Research InstitutionKanazawa University

Principal Investigator

郭 哲輝  金沢大学, がん研究所, 助手 (50126570)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 三木 直正  金沢大学, がん研究所, 教授 (40094445)
KeywordscDNAクローニング / 網膜 / 光受容細胞 / ホスフォジエステラーゼ
Research Abstract

網膜に特異的な遺伝子のクローニングを行ない, これまでにロドプシン, トランスデューシンγサブユニットcDN等を単離した. 我々は, 上記のcDNクローン以外に網膜に特異的なクローンも得ていたのでこれを解析して以下の結果を得た. 1)Northern hybrizztion から本クローンに対応するmRNAサイズが約1.3Kヌクレオチドで, 脳, 肝臓, 腎臓等では発現されていない. 2)本クローンをプローブとし, ほぼ完全長のcDNAを得たのでその塩基配列を決定した. コードされている蛋白質は, 150コのアミノ酸よりなり, その分子量とPIは, 17.7Ka と9.6であった. N末端のアミノ酸がMet(M)-GLu(E)-Lys(K)-ALa(A)-と続くことから本クローンをMEKAcDNAと, その蛋白質をMEKAproteinと名づけた. 3)MEKAcDNAをSP6ベクターに組みこみcRNAを合成し, ラット網膜とのIn situ hybridizationのプローブとした. ロドプシンと同様に, 対応するMEKAmRNAの局在は, 光受容細胞に限局していた. 4)MEKAproteinのC末端(125-139)に相応する合成ペプトヂを調整し, カエル網膜の杵体細胞外節および, それより精製した光感受性cycLicGMP依存phosphodiesterase(PDE)活性に対する影響を調べた. 合成MEKAペプチドは, PDE活性を促進したが, プロタミン存在中では相加効果を示さなかったことにより, その作用機序はプロタミンと同様に PDEへの直接効果と考えられる.
現在, MEKAproteinの抗体作製を検討中である.

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Published: 1989-03-20   Modified: 2016-04-21  

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