1988 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
62571047
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Research Institution | Shimane Medical University |
Principal Investigator |
本田 正明 島根医科大学, 医学部, 助手 (90127530)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田辺 一明 島根医科大学, 医学部, 医員
松野 好男 島根医科大学, 医学部, 助手 (90144708)
森岡 茂文 島根医科大学, 医学部, 助教授 (00157877)
森山 勝利 島根医科大学, 医学部, 教授 (10034919)
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Keywords | HUMORAL FACTRO / CARDIAC HYPERTROPHY / CULTURED HEART CELIS / EXPERIMENTAL PERINEPHRITIC HYPERTENSION / MONOCLONAL ANTIBODY AGAINST CARDIAC MYOCYTES |
Research Abstract |
ラット心筋細胞に対するモノクローナル抗体の作製: 生後1-3日目のWKYラットの新生児心筋細胞をHarary & Farley変法で分離し、約2千万の細胞を4週令のBALB/cfemale mouseの腹腔内に免疫した。2-3週間間隔で3回ブーストした。最後に同数の細胞をIVし、3日後に脾臓を取り出し、Kohler & Milsteinの変法で細胞融合を行った。融合後、HAT mediumにて融合細胞を選別し、2-3週間後に培養上清を採取し、まず抗体産生細胞の有無をELISAの方法にてスクリーニングした。その結果、約50個のハイブリドーマが何らかの抗体を産生していた。これらの上清を心筋抽出液で更にスクリーニングしたところ、約20個の上清が心筋抽出液と反応した。最後にラット心筋細胞膜抗原に対する反応性をFACSで解析した。その結果、WKY心筋細胞膜抗原と反応する上清は検出出来なかった。その理由として、一つにはラットの心筋細胞膜抗原は抗原性が弱く、それに対する抗体産生ハイブリドーマが得られなかった可能性がある。もう一つにはFACS解析に用いた心筋細胞はトリプシンで処理し、分離した直後のものであったため膜抗原がダメージを受け、このスクリーニング方法では検出出来なかった可能性がある。今後は心筋細胞をカバーグラスに培養し、間接免疫抗体法で解析するか、または心筋細胞膜分画を電気泳動、Western bloting酵素抗体法等で解析するなどの方法を用いて解析を続けたい。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] Masaaki Honda,;Shigefumi Morioka,;Katsutoshi Moriyama,;et al.: J.Hypertension. 6(supp16). (1988)
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[Publications] Masaaki Honda,;Shigefumi Morioka,;Katsutoshi Moriyama,;et al.: Jpn.Cir.J.