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1987 Fiscal Year Annual Research Report

わが国における階層構造とスポーツ参与の研究

Research Project

Project/Area Number 62580095
Research InstitutionSendai University

Principal Investigator

丸山 富雄  仙台大学, 体育学部, 助教授 (70118321)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 市毛 哲夫  東北大学, 教養部, 講師
日下 裕弘  仙台大学, 体育学部, 助教授 (80177980)
Keywordsスポーツ参与 / 社会階層 / 階層クラスター
Research Abstract

本研究の目的は, 統計的調査によって, わが国における一般成人の「スポーツと社会階層」との関係を明らかにし, その一般理論を構築することにある. 研究1年目の今年度は, 主に, 先行研究の検討, 研究枠組の設定, 調査票の作製, 本調査の実施に当てられた.
本研究では, 一般成人を研究対象としたことから, 運動やスポーツを比較的手軽にできる運動(4グループ), 野外スポーツ, 競技的スポーツの3種類6グループに分けた. また, 直接的なスポーツ参与ばかりでなく, 関節的なスポーツ参与やスポーツ評価・態度なども被説明変数として調査に組入れた. そして, このようなスホーツ参与に影響を与える要因, 説明変数として, 生活価値観, 過去のスポーツ経験, ライフステージ, 社会階層(具体的には社会的地位)を取上げ, 調査票を作製した.
本調査では, 人口規模及び産業構造を参考に, 宮城県あるいは東北地方を代表すると思われる宮城県内4市(泉市, 石巻市, 気仙沼市, 角田市)を調査地域として選定した. 4市の選挙人名簿より, 70歳以上の者を除き, それぞれ有権者の1%の調査対象者, 計2491名を無作為に抽出し, 昭和62年11月下旬から12月下旬にかけて, 郵送法により本調査を実施した. 学生を除く有効回収数(率)は881(35.4%)であった.
職業威信, 学歴, 所得の基本的地位変数, 及び生活様式を加えた4つの指標をクラスター分析した結果, 調査対象者は6つの階層クラスターに分類できた. これらは日本社会の上層及び下層とみられる階層, ならびにその中間の4階層クラスターである. 振動実施と階層クラスターとの間には明らかな差がみられ, 下層クラスター成員はいずれの運動・スポーツにおいてもその実施率は低かった. 上層クラスターの成員の実施率は高く, 特に施設を用いる運動や野外スポーツで顕著であった.

URL: 

Published: 1989-03-20   Modified: 2016-04-21  

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