1988 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
62580228
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Research Institution | Tokyo Metropolitan Organization for Medical Research |
Principal Investigator |
千葉 司 東京都臨床医学総合研究所, 研究員 (20188486)
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Keywords | 極微弱光 / 近赤外化学発光 / 一重項酸素 |
Research Abstract |
昨年度試作した近赤外発光測定装置を、酵素反応からの発光が測定できるように改良を加えた。 1.背景光や検出系の雑音を除去し、入射光や検出回路のドリフトの影響を減らすため、チョッパを用いた増幅回路を再検討した。 2.近赤外発光のデータをコンピューターに取り込む方法を検討した。 -さらに、S/N比を向上させるために、積算による平均化の方法と、フーリエ変換を用いた周波数領域平滑化の方法について検討する。 -発光の波長分布を干渉フィルターを用いて調べているが、データをコンピューターで解析する方法も検討する。 3.ブタ白血球からミエロペルオキシダーゼ(MPO)を精製し、MPO-H_2O_2-Cl系からの発光を測定した。発光が非常に微弱であったので、スペクトルの解析は困難であった。 -最近、近赤外発光の測定の分野で、生体試料を用い37℃で実験する場合に、黒体輻射の影響が無視できないという報告があった。今後、この点についても検討する必要があると思われる。 4.本測定装置に、光子計数法が応用可能か否かを検討する。もし、光子計数法が応用できるようになれば、測定感度が飛躍的に向上する。
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Research Products
(2 results)