1987 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
62580240
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
竹下 由紀子 新潟大学, 教育学部, 教授 (00018152)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
生田 孝至 新潟大学, 教育学部, 助教授 (20018823)
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Keywords | 教員研修プログラムの開発 / 研修プログラムの評価 / 教員の学習要求 / グループ学習 / 意志決定訓練 |
Research Abstract |
1.現行の新採用教員研修プログラムの評価に関する調査 新採用研修実施の責任者および研修受講者への面接により, 現行プログラムについての評価の方法と評価の結果について調査した. その結果では, 評価観点や〓準を明確化した組織的な評価は行なわれていない. 感想文の提出などをもとめて評価の材料としている. 新採用教員の中では, 宿泊研修での研究協議という名のグループでの話しあいが有益であったという意見が多かった. しかし時期については早すぎたという声もきかれた. なお研修という用語に強い否定的な態度や警戒を示す教員は少なくない. 2.研修内容に対する必要の調査 (1)第一次アンケート 校長・教頭・指導主事等指導的立場にある教員と, 卒業約3年以内の教員とに, 新規採用教員に欠如している能力について自由回答形式で調査した. (2)第二次アンケート 上記調査にもとづき, プログラム内容を列挙した研修案を作り, 新採用教員により必要度の高い内容を調査したが, 一部内容に関してはかなり意見のばらつきがあった. (現在単純集計のみ) 3.研修用教材の試作 (1)相互作用研修の教材用事例を作るため, 若手教師が勤務中に直面した悩み, 特に判断や決定に困難を感じたジレンマについて面接調査をした. (2)上記により問題案を作成し, 予備調査をして望ましい解決(解答)について, 指導主事・若手教員等に調査(アンケートをとり, 必要に応じて面接を併用)した. またグループ討議を妥当な結論に導くための工夫について, 専門家の助言をもとめ, 手引きを作成中である. (3)上記教材の試行のため, 教員のボランタリーな参加協力を得て3月27日に実施する.
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Research Products
(1 results)