1988 Fiscal Year Annual Research Report
小規模な学校における校内パソコンネットワーク利用のための基礎的研究
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62580250
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| Research Institution | Kagoshima university |
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Principal Investigator |
山下 義信 鹿児島大学, 工学部, 助教授 (60041521)
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| Keywords | マイコン通信 / ネットワーク / ファイル管理 |
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| Research Abstract |
鹿児島県ではほとんどの小・中学校にマイクロコンピュータ(以下マイコンと略す)が導入されているが、その教育的活用法については、十分とはいえない。小規模の多い本県では教員の仕事量が多く、その役割は重い。このような環境でマイコンが活用され、教師の教育活動や児童・生徒の学習活動が支援される必要がある。昭和62年度は小規模な学校として鹿児島県東町の各小・中学校を視察・調査し、小規模校の持つ問題や特性を明らかにした。また、校内のマイコンネットワークの有効利用法や試作システムの備えるべき機能、システム構成の基礎データを収集した。昭和63年度はマイコンを学校教育で利用する方法として各教室・事務室・図書室等にマイコンが1台づつ設置されているという前提でネットワークの試作、教育情報のファイル管理の検討を行なった。教育情報の管理を行なうホストマイコンとそれに接続されたワークステーションを持つ試作システムは情報の共有化など教育上の有効利用をはかる上で十分にその機能を生かせることがわかった。情報ファイルの管理については多くの使用者が種々のファイルを扱うのでお互いに使用者が意見交換を行い、ファイル管理のための規約をつくることも必要であった。これからの課題としてはネットワーク内の通信手順の標準化を行なうとともに、ネットワーク内へ異なる機種のマイコンを接続する方法について検討していくことを計画している。
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