1987 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
62609006
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
吉森 昭夫 大阪大学, 基礎工学部, 教授 (50013470)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
八木 克道 東京工業大学, 理学部, 教授 (90016072)
村田 好正 東京大学, 物性研究所, 教授 (ムラタ,ヨシタダ )
西川 治 東京工業大学, 大学院総合理工学研究科, 教授 (10108235)
田中 虔一 東京大学, 物性研究所, 教授 (00016718)
潮田 資勝 東北大学, 電気通信研究所, 教授 (90176652)
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Keywords | 光電子顕微鏡 / 高分解能EELS / 表面エレクトロマイグレーション / アルカリ原子吸着系 / RHEED / 表面電子構造 |
Research Abstract |
本年度の重点領域研究全般にわたる研究活動としては, 領域全般にわたる研究会(8月3日4日開催の公募研究を含めた全体の計画を検討するためのもの及び1月25日26日開催の同様に公募研究を含めた報告のための研究会)と特定の幾つかの主題についてのワークショップ, そして計画全般についての議論をするための責任者の集まりが挙げられる. 全般的にみて, 新表面検定法, 新物質相表面創製, 理論の三分野で, 順調に研究が進行しているといえる, 本年度は予算規模において計画研究と同程度の公募研究を加えることになったので, 研究の展開はかなり多彩なものとなった. 以下にテーマの幾つかを取り上げて説明する. 新表面検定法では光電子顕微鏡については満足できる形で設計が完了し, 高分解能電子エネルギー損失分光については3.5meVの分解能を得ることができ, 新物質相表面創製では超低エネルギーイオンビームを用いて, 新しいタイプの非平衡吸着表面を得ることに成功し, またニッケル(100)表面につくられた下地と非整合な構造を持つ反応製性面, 半導体表面での表面エレクトロマイグレションによる表面系の創製, 理論ではアルカリ原子吸着系の統計力学と電子構造の広範かつ集中的な研究, 特に吸着アルカリ原子の電子構造の物理的描像を変える可能性のある提案, などを挙げることが出来る, また表面系の研究に欠くことの出来ない電子線回析の解析のプログラムのライブラリー化についても反射高エネルギー電子線回析については二つの方式についてライブラリーを作ることが出来た. 以上の研究活動について極めて有効であったのはワークショップの活用で, 開催したものは, 電子線回析の解析プログラムのライブラリー化, 表面エレクトロマイグレーション, アルカリ吸着系, 及びシリコン(111)表面吸着銀√3×√3構造の四つであった. この銀吸着シリコン表面系の構造決定についてはワークショップにより著しい進展がみられた.
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Research Products
(6 results)
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[Publications] C.E.Reed: Physical Review B. 36. 4990-5000 (1987)
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[Publications] J.Yoshinobu: J.Chem.Phys.87. 7332-7340 (1987)
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[Publications] J.Nakamura: Surface Science. 185. L515-519 (1987)
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[Publications] O.Nishikawa: Journal of Vacuum Science and Technology. (1988)
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[Publications] K.Yagi: J.Appl.Cryst.20. 147-160 (1987)
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[Publications] H.Kawai: Solid State Commun.61. 713-715 (1987)