1987 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
62618004
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Research Institution | National Institute of Genetics |
Principal Investigator |
木村 資生 国立遺伝学研究所, 集団遺伝研究系, 教授 (20000226)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高畑 尚之 国立遺伝学研究所, 集団遺伝研究系, 助教授 (30124217)
石和 貞男 お茶の水女子大学, 理学部, 助教授 (20017205)
長谷川 政美 統計数理研究所, 予測制御研究系, 教授 (60011657)
武藤 〓 名古屋大学, 理学部, 助教授 (80034635)
向井 輝美 九州大学, 理学部, 教授 (30091242)
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Keywords | 進化集団遺伝学 / 総括班活動 / 公開シンポジウム / 国際交流 / 分子進化の中立説 |
Research Abstract |
本総括班は, 重点領域研究「進化集団遺伝学の展開」の中心課題である(I)DNAレベルの種内・種間変異に関する集団遺伝学, (II)動く遺伝子, 反復配列, 遺伝暗号, 分子適応に関連した進化学的視野に立った分子遺伝学, (III)核遺伝子ウィルス, 動く遺伝子, ミトコンドリアDNAなどに関する遺伝情報の解析並びに解析法の開発を推進するための次の活動を行った. (1)上記3つの中心課題に対応した研究班の研究進展状況の把握のため, 各班に班会議の開催を依頼した. 総括班のメンバーは各班会議に出席し全体の研究連絡, 調整に務めた. (2)本年度の研究成果を広く世に問うため, 1月下旬東京にて公開シンポジウムを開催した. このシンポジウムは分子進化の中立説20周年記念をかねたこともあり, 百名以上の若手研究者を中心とした参加があった点は特筆される. また10件の公募研究の発表もあり, 計画研究との連絡調整に役立った. (3)総括班は, 全体の研究状況の把握, 助言およびそのための総括班の運営体制自体の確立のため, 計3回の総括班々議および4回の小班々会議を東京で設けた. (4)本重点領域研究の国外での進展状況を把握するため, 国際誌に発表された最新情報を検討しまた, 総括班のメンバーの海外派遣に務めた. 特に高畑はテキサス大学に2ヶ月滞在し進化集団遺伝学の理論的研究を行ったが, その際派遣旅費として直接本総括班から援助をあおいだ. 海外渡航による諸外国の研究状況は, 向井, 太田, 宮田からも報告があり本研究を推進する上で貴重な情報源となった. (5)本重点領域の支柱は, 代表者木村の長年にわたる集団遺伝学の理論的研究にある. 従って, その研究を各班員がよりよく理解することは本重点領域を成功させる上で大切である. この観点から木村の多数の論文から重要なものを選び, 論文集の編纂を行った. この論文集は班員だけでなく, 将来の研究者の育成および国際交流にも役立つものと期待している.
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Research Products
(6 results)
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[Publications] Kimura,Motoo: Journal of Molecular Biology. 26. 24-33 (1987)
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[Publications] Mukai,Terumi: Genetics. 117. 245-254 (1987)
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[Publications] Ohta, Tomoko: J. Theor. Biol.124. 199-211 (1987)
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[Publications] Muto,Akira: Progr. Nucl. Acid. Res. & Mol. Biol.34. 29-58 (1987)
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[Publications] Hasegawa,Masami: Journal of Molecular Evolution. 26. 132-147 (1987)
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[Publications] Takahata,Naoyuki: Genetics. 116. 169-179 (1987)