1988 Fiscal Year Annual Research Report
プレキャスト海洋構造物の耐力耐久水中接合法に関する研究
Project/Area Number |
62850088
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Research Institution | Kyushu Institute of Technology |
Principal Investigator |
渡辺 明 九州工業大学, 工学部, 教授 (90039066)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
久保 喜延 九州工業大学, 工学部, 助教授 (70093961)
出光 隆 九州工業大学, 工学部, 助教授 (30039078)
藤崎 一裕 九州工業大学, 工学部, 教授 (80039049)
浦 勝 九州工業大学, 工学部, 教授 (30035042)
高西 照彦 九州工業大学, 工学部, 教授 (10039034)
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Keywords | プレキャストコンクリート / 接合法 / 目地材 / せん断試験 |
Research Abstract |
プレキャストブロック工法では、各ブロック間の接合方法がキーポイントとなる。そこで接合部の目地材に硬質ゴム、無収縮モルタルおよび無収縮コンクリートを、またブロック間をつなぐジョイント材に鋼棒を使用して、モデル供試体を作製し、接合部のせん断特性を検討した。 供試体の形状・寸法および載荷試験状況を図ー1に示す。供試体は、まず予めシースで孔をあけた3個のコンクリートブロック(30cm立方体)を、2箇所の目地を介して一列に並べ、次いでジョイント用鋼棒を通し、軸力を与えてそれらを一体化させて作製した。結果の一例を図ー2に示す。 現在まで得られた結果を列誉する。 1) 目地材とプレキャスト部材との接合面にせん断ずれが生じるまで、荷重はほとんど目地材で負担される。その間の目地材のせん断変形量は極めて小さい。 2) 接合面におけるせん断耐力はゴムの場合が摩擦力(摩擦係数約0.5)によるもので、モルタルの場合が摩擦力(摩擦係数約0.7)と粘着力(約2kgf/cm^2)によるものであった。 3) ジョイント材のほぞ作用は、接合面のせん断耐力が極限値近くに達し、相対ずれが生じ始めてから発揮される。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 高西照彦,多田浩,小坪清真: 昭和63年度土木学会西部支部研究発表会講演概要集. 64-65 (1989)
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[Publications] 渡辺明、金成洙,藤田源: 昭和63年度土木学会西部支部研究発表会講演概要集. 66-67 (1989)
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[Publications] 浦勝,渡辺明,悦永賢司,秋山寿一郎: 九州工業大学研究報告(工学). 58. (1989)