1988 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
63101005
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Research Institution | Kyushu Institute of Technology |
Principal Investigator |
吉田 將 九州工業大学, 情報工学部, 教授 (80039065)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
細野 公男 慶應義塾大学, 文学部, 教授 (50051628)
鶴丸 弘昭 長崎大学, 工学部, 助教授 (90039678)
首藤 公昭 福岡大学, 工学部, 教授 (70078632)
岡田 直之 大分大学, 工学部, 教授 (80037837)
日高 達 九州大学, 工学部, 教授 (30037931)
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Keywords | 自然言語 / 専門用語 / 概念 / 辞書 / シソーラス / 情報検索 / データベース / 言語理解 |
Research Abstract |
八つの分担課題について研究を行った。 ア.専門用語の自動収集のための造語モデルに関する研究。ラベル付き単純マルコフ連鎖による造語モデルを提案し、造語辞書を作成し、この辞書の評価を種々の角度から行った。イ.概念形成過程に基づく語彙の概念の体系的記述に関する研究。日常の言語生活で基本とされる語彙の概念を基準・手順にしたがって分析し、語彙の表わす概念体系を記述した。ウ.ドクメンテーションにおける語の用法に関する研究。特定の語が特定の形式で共起し、各語の通常の意味から表現全体の意味を生成することが困難な表現(慣用句など)を収集した。また、その整理を試みた。エ.国語辞典の解析に関する研究。語の意味の体系を、国語辞典などの、見出し語とその語義文の集合から求める方法について研究した。オ.シソーラスを使用する情報検索技術の高度化のための基礎研究。検索者の個人的関心領域における重要語間の関係を利用する情報検索方式を提案し、その実現について研究した。カ.高度情報検索システムのための言語情報処理に関する研究。科学技術分野の英文抄録に対して、言語情報処理を施し、主題に関する知識情報の抽出を行うための基礎的知見を得ようとした。キ.ドクメンテーションのための文章解析と情報抽出の研究。テキストの表題や見出し情報をキーとする標準的な情報や知識を利用して与えられたテキストを理解するシステムを作成した。ク.擬似自然言語データベース・インターフェースの研究。データベース言語SQLに対応する自然言語表現(英語)について研究し、実用的な擬似自然語インターフェイス・システムの作成について研究した。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 日高達: 電子情報通信学会技術研究報告. NLCー88. 9-16 (1988)
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[Publications] 岡田直之: 大分大学工学部研究報告. 18. 59-64 (1988)
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[Publications] 首藤公昭: 情報処理学会論文誌. 30ー3. 205-211 (1989)
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[Publications] 鶴丸弘昭: 数理科学. 3月. 35-41 (1989)
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[Publications] 細野公男: 情報処理学会研究報告. NLー70. 1-8 (1989)
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[Publications] 西田富士夫: 情報処理学会論文誌. 29ー4. 368-377 (1988)