1989 Fiscal Year Annual Research Report
過疎地域における産業の構造的特異と政策効果に関する実証的研究-奄美群島を事例として-
Project/Area Number |
63301082
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
仲村 政文 鹿児島大学, 法文学部, 教授 (80041086)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
榊原 秀訓 鹿児島大学, 法文学部, 助教授 (00196065)
石田 修 鹿児島大学, 法文学部, 助教授 (40184527)
山田 誠 鹿児島大学, 法文学部, 助教授 (50158218)
石村 満宏 鹿児島大学, 法文学部, 助教授 (80136837)
皆村 武一 鹿児島大学, 法文学部, 教授 (00041103)
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Keywords | 過疎(地域) / 伝統農業 / 地域開発 / 亜熱帯農業 / 糖業(黒糖) / 離島 / キビ作農業 / 大島紬絹織物業 |
Research Abstract |
1.奄美群島の現地調査 行政機関(鹿児島県大島支庁、名瀬市役所、各町村役場)、経済団体(農業協同組合、商工会、本場奄美大島紬協同組合、観光協会)、企業(製糖会社、大島紬業者)、有識者(郷土史研究者ほか)、個人(伝統技能保持者、織工ほか)から資料収集と聞きとりをおこなった。 2.比較研究のための調査 沖縄県石垣市を中心として、農業、伝統産業、行政施策について資料の収集と聞きとりをおこなうとともに、大島紬織絹織業との比較研究のため、久米島にて久米島紬に関する調査(資料収集、聞きとり)をおこなった。 3.アンケ-ト調査の集約の分析 前年度に実施したアンケ-ト調査(3件)の集約・分析をおこない、その結果をまとめた。 4.前年度に引き続き、東京(通産省、国土庁、国会図書館ほか)、福岡市(九州通算局、九州経済調査協会ほか)、鹿児島市(県庁ほか)にて資料収集し、整理した。 5.個別の研究成果の発表と討論のための研究会(5回)および研究成果とりまとめのための研究会(2回)をおこなった。 6.奄美群島に関する社会科学分野の文献目録の作成作業をおこなった。(公刊は次年度の予定[紀要に発表の予定])。 7.各研究者は前年度に引き続き、研究成果の一部を逐次発表した(「研究発表」の欄参照)。文部省への研究成果報告書を作成・公刊した。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] 豊田謙二、山本賢治: "奄美住民における生活構造の変容-瀬戸内町と和泊町を事例として-" 鹿児島経済大学地域総合研究所地域総合研究1. 17巻2号. 25-75 (1989)
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[Publications] 久野国夫: "地域政策と自治体" 矢田俊文編『地域構造の理論』[ミネルヴァ書房]所収. 205-215 (1990)
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[Publications] 田島康弘: "郷友会形成母村の研究-鹿児島県瀬戸内町の場合-" 鹿児島大学教育学部研究紀要人文・社会科学編. 40巻. 25-46 (1989)
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[Publications] 田島康弘: "奄美出身者のアメリカ移住-喜界島小野津出身者を中心にして-" South Pacific Study. 10巻2号. 1-16 (1989)
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[Publications] 田島康弘: "奄美出身者の動向と東京におけるSegregationの形成-喜界島小野津の例を中心に-" 鹿児島大学教育学部研究紀要人文・社会科学編. 41巻. 69-93 (1990)
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[Publications] 豊田謙二、山本賢治ほか: "『地域の自立をめざして-南九州・沖縄の地域変容と展望-』" 鹿児島経済大学地域総合研究所, 146 (1989)
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[Publications] 仲村政文編: "『地域経済の構造と変容』" 多賀出版, 247 (1990)