1989 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
63302025
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
矢川 元基 東京大学, 工学部, 教授 (40011100)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
結城 良治 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (70114709)
福田 収一 大阪大学, 溶接工学研究所, 助教授 (90107095)
岩田 修一 東京大学, 工学部, 助教授 (50124665)
三好 俊郎 東京大学, 工学部, 教授 (70011195)
白鳥 正樹 横浜国立大学, 工学部, 教授 (60017986)
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Keywords | エキスパ-トシステム / 破壊力学デ-タベ-ス / FEMモデラ- / 構造健全性 / ファジイ推論 / 数値解析 |
Research Abstract |
本研究は、材料力学、破壊力学、材料科学、数値解析の各専門家の知識をコンピュ-タ上に蓄えた構造健全性評価エキスパ-トシステムを構築することを目的として行なわれた。主な成果は次のようにまとめられる。 (1)3次元破壊力学デ-タベ-スの開発と健全性評価への応用 半だ円表面き裂に対する線形、非線形破壊力学デ-タベ-スがき裂深さ及びき裂のアスペクト比の関数として求められた。さらに、それを組み込んだ健全性評価システムが完成した。 (2)モデリング・システム FEMおよびBEMの自動要素モデリングシステムとして、あいまい知識処理手法、知識ベ-ス形状の符号化手法などに基づく研究が行われ、入力デ-タ数も少なく、制御性のよい2次元および3次元の自動要素分割システムが完成した。 (3)解析デ-タ蓄積法 膨大な数値解析結果の整理・圧縮法およびそのデ-タ・ベ-ス化について研究が行われ、そのプロトタイプシステムが完成した。 (4)構造健全性評価 解析に基づく原子力構造設計について、設計規格や経験を組み込んだ構造健全性評価部が完成した。 (5)システムの統合化 複数の数値解析コ-ドと健全性評価部、FEMモデラ-、デ-タベ-ス、IF-THENル-ルとファジイ推論によって経験的知識を組み込んだ設計変更モデジュ-ルなどをオブジェクト指向型の知識表現としてモジュ-ル化し、その間をデ-タフロ-型推論エンジンで緩やかに統合するエキスパ-トシステムの本体が完成した。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 矢川元基、吉村忍,中尾和弘,曽根田直樹: "あいまい知識処理手法による自動要素分割システムの開発" 日本機械学会論文集A編投稿中. (1990)
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[Publications] S.Yoshimura,G.Yagawa Y.Mochizuki: "Automation of thermal and structural design using artificial intelligence techniques" To appear in Joumal of Engineering Analysis. (1990)
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[Publications] 白鳥正樹,川原孝之,原田達夫: "確率論的破壊力学による表面き裂部材の健全性評価" 日本材料学会第9回設計における信頼性シンポジウム前刷集. 48-53 (1989)
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[Publications] 三好俊郎,石井晃一郎,吉田聖一: "三次元表面き裂の貫通前・貫通後における応力拡大係数のデ-タベ-ス" 日本機械学会論文集A編印刷中. (1990)
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[Publications] 福田収一,大久保雅史,相山英明: "形状モデルに基づく構造物中の非破壊検査適用固所の推定" 第11回非破壊評価エキスパ-トシステム技術シンポジウム講演論文集、日本非破壊検査協会. 23-30 (1989)
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[Publications] 結城良治,上田壮一,曹国強: "BEM解析支援エキスパ-トシステムの開発の試み" 第29回境界要素法研究会例会資料集. 1-13 (1989)