1989 Fiscal Year Annual Research Report
海底地盤情報のデ-タベ-ス化と設計パラメ-タ-の選定に関する研究
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63302046
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| Research Institution | KYOTO UNIVERSITY |
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Principal Investigator |
赤井 浩一 京都大学, 工学部, 教授 (80025816)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
諏訪 靖二 (財)大阪土質試験所, 副所長
田中 康雄 神戸大学, 工学部, 助手 (40144597)
嘉門 雅史 京都大学, 工学部, 助教授 (40026331)
松井 保 大阪大学, 工学部, 教授 (20029143)
中瀬 明男 東京工業大学, 工学部, 教授 (10016686)
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| Keywords | 海底地盤 / デ-タベ-ス / 応用プログラミング / 洪積粘土 / 埋立 / 動的特性 / 二次圧密 / 不等珍下 |
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| Research Abstract |
昭和63年度に継続して、海底地盤情報のデ-タベ-ス化と、その結果を利用した設計パラメ-タ-の選定とについての検討を実施した。
1.海底地盤情報のデ-タベ-ス化について
大阪湾における海底地盤情報のデ-タベ-スとして、大阪港内地区の海底地盤調査結果ならびに大阪湾内沖合1〜2kmの大深度海底地盤調査結果を入力した。この入力デ-タの解析のために応用プラグラミングを開発して検索システム・表示システム等への適用性を検討したものである。得られたデ-タベ-スに基づく物性値の三次元分布は、海底地盤のゾ-ニングのためにきわめて有効であり、沖積粘土層の基底層面や上部洪積粘土層厚のマッピング結果等、今後の実務規な設計業務に大きく貢献するだけでなく、研究上においても海底地盤状況を可視的に把握できるため総合的評価を容易にするものと考えられる。
また、入力デ-タの信頼性については、圧密降伏応力の評価を中心に検討し、デ-タそのもののチェックを入力段階で実施することが有効であることを示した。
2.設計パラメ-タ-の選定について
埋立事業にともなう海底地盤の長期二次圧密珍下挙動と、地震時における動的応答、特に粘性土の動的特性(せん断弾性定数と減衰比)等について検討した。前者については室内試験結果から得られる二次圧密連度が、ひずみ速度の遅い擬似過圧密粘土の二次圧密の推定には用いられないことを明らかにし、長期二次圧密珍下予測のための手法を提案した。後者についてはSP検層デ-タを用いて動的地盤定数の合理的決定法を示し、これに基づいて海底地盤の地震時応答特性を明らかにした。
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[Publications] 赤井浩一他: "粘性土の動的変形係数に及ぼす異方圧密履歴の影響" 土木学会論文集. 412/III-12. 107-116 (1989)
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[Publications] 赤井浩一、嘉門雅史他: "Long-Term settlement of Diluvial clays and Existing Pellets in Seabed" Memoirs of the Faculty of Engineering,Kyoto University. 51-4. 207-217 (1989)
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[Publications] 赤井浩一、嘉門雅史他: "Long-Term Consolidation Charactenstics of Diluvial clay in Odaka Bay" Soils and Foundations. (1990)
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[Publications] 松井保,阿部信晴他: "viscoplastic Modelling of Time-Dependent Behavior of clays" Proc.3rd Int.Num.Models Geomechanics. 1. 100-107 (1989)
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[Publications] 田中康雄他: "Pie20 cibe Testing in Underconsolidated clay" Canadian Geotechnical Journal. 26. 563-567 (1989)
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[Publications] 諏訪靖二他々: "地盤情報デ-タベ-スの構築理念と汎用システムの開発" 第34回土資工学シンポジウム発表論文集. 195-202 (1989)
