感覚障害に対する言語情報伝達の補助手段

1988 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 63302064
• Research Institution: Waseda University
• Principal Investigator: 比企 静雄 早稲田大学, 人間科学部, 教授 (50006227)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 伊福部 達 北海道大学, 応用電気研, 助教授 (70002102) ; 鎌田 一雄 宇都宮大学, 工学部, 助教授 (80016609) ; 田村 進一 大阪大学, 基礎工学部, 助教授 (30029540) ; 渡辺 亮 熊本大学, 工学部, 教授 (50040382) ; 米沢 義道 信州大学, 工学部, 教授 (90020982)
• Keywords: 感覚障害 / 視覚障害 / 聴覚障害 / 点字 / 手話 / 感覚代行 / 音声入出力 / 文字入出力

Research Abstract

本年度(第1年度)は、研究分担者および障害児教育の分野からの研究協力者が協同して、感覚障害に対する言語情報伝達の補助手段についての研究状況の調査を行った。調査にあたっては、視覚・聴覚障害に対する文字・音声情報伝達の補助手段の開発のための研究の全体を包含するように、次のような分担項目を設定した。
A.視覚障害に対する文字情報伝達:残存視覚のための文字情報処理、文字情報の触覚表示、文字情報の聴覚表示、点字情報処理、文字の触読訓練、音声入出力による視覚の代行。
B.聴覚障害に対する音声情報伝達:残存聴覚のための音声情報処理、聴能訓練、音声情報の視覚表示、音声情報の触覚表示、発話訓練、読話訓練、手話情報処理、文字入出力による聴覚の代行、言語訓練。
そして、それぞれの分担項目について、国内、国外の関連する学会・研究会の文献情報のデータベースを作成したうえで、研究動行の分析と将来の展望のための討議資料を作成した。そして、1989年3月18日に東京で研究打ち合わせのための会合を開いて、この分野における研究の問題点を整理し、今後のこの研究課題の発展の方向を検討した。
なお、これらの文献表と討論資料は、全国の関係者に配布した。