1988 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
63306004
|
Research Institution | National Astronomical Observatory of Japan |
Principal Investigator |
〓目 信三 国立天文台, 電波天文学研究系, 教授 (50023677)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
牧島 一夫 東京大学, 理学部, 助教授 (20126163)
日江井 栄二郎 国立天文台, 太陽物理学研究系, 教授 (60012796)
河野 毅 理化学研究所, 宇宙線研究室, 研究員
黒河 宏企 京都大学, 理学部, 助教授 (80135508)
内田 豊 東京大学, 理学部, 教授 (90012814)
|
Keywords | 太陽活動 / 太陽観測装置 / 太陽観測衛星 / 共同観測 / 第22活動周期 / 国際共同観測 |
Research Abstract |
いくつかの太陽観測計画、装置計画、共同観測計画について具体的に調査検討した。それらの結果の一部は、(1)HESP(太陽高エネルギー物理)研究会集録(HESP Research No.5)、(2)太陽活動第22周期の観測・研究第3回研究会集録(Coordinated Observations of the Sun)、(3)電波ヘリオグラフサーキュラー(No.33まで)、(4)同技術資料(No.38まで)等にまとめられている。 (1)にはSOLAR-A計画の進捗状況、GEOTAIL計画の進捗状況、ETS-VI衛星による粒子線観測計画、SOHO衛星による粒子線観測計画、GASOL計画と日仏協力など本研究の研究項目の全般に関わる問題が記述されている。HESP研究会での討論の結果、SOHO、GEOTAIL、SOLAR-Aなどの衛星観測を中心に光学・電波観測を併せて、「高エネルギー太陽物理の研究」という題目で科学研究費補助金重点領域研究の申請(平成元年度)を行うこととし、実行した。また、GASOL(太陽γ線観測)計画と日仏協力については日本学術振興会日仏セミナーに応募することとし、準備中である。 (2)には1991年と予想される太陽活動最盛期の準備として、国内の共同観測の予行演習を行い、観測結果の報告、共同研究のテーマの設定、国際共同観測の状況(International Solar Month Campaign)などに関する研究グループ、各観測所の研究報告がまとめられている。 (3)と(4)電波ヘリオグラフ計画の個別事項に関する詳細な検討報告、予備的実験結果報告、活動報告などがまとめられている。 国際共同観測に関して述べると、STEP(太陽ー地球系エネルギー輸送プログラム)計画は1990年度の概算要求の準備中、太陽中性子日中共同観測計画は中止、バルーン観測を中心とするMAX'91(米国)は事務局が設置され、速報第一号が1989年2月に発行された。
|
Research Products
(4 results)
-
[Publications] 〓目信三: Solar Physics. 113. 49-56 (1987)
-
[Publications] 河野毅: Space Sci.Rev.(1989)
-
[Publications] 日江井栄二郎: Bul.Amer.Astr.Soc.20. 710 (1988)
-
[Publications] 松岡勝: Nucl.Instr.Meth.Phys.Res.A276. 306-316 (1989)