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1988 Fiscal Year Annual Research Report

偏極移行量の完全測定による原子核の縦及び横スピン・アイソスピン応答

Research Project

Project/Area Number 63420007
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

酒井 英行  大阪大学, 核物理研究センター, 助教授 (90030030)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 池上 栄一胤  大阪大学, 核物理研究センター, 教授 (00016031)
鈴木 徹  大阪大学, 核物理研究センター, 助教授 (20175409)
細野 和彦  大阪大学, 核物理研究センター, 教授 (20028236)
松岡 伸行  大阪大学, 核物理研究センター, 助手 (10030032)
野呂 哲夫  大阪大学, 核物理研究センター, 助手 (30164750)
Keywords偏極移行量 / 原子核スピン応答 / 中性子ポラリメータ / 二次元位置感知中性子検出器 / パイ中間子場
Research Abstract

アイソベクトル励起をする(p,n)反応による準弾性散乱領域の全偏極移行量を測定し、原子核の縦及び横スピン応答関数を求め核内パイ中間子場による引力相関の増加や短距離相関について知見を得る。
この目的のためには精度良く偏極移行量を測定することが必要であるが、我々は新方式による高効率かつ廉価な二次元位置感知中性子検出器を用いた中性子ポラリメータシステムを建設しこれを実現する。
今年度はその中核となる二次元位置感知中性子検出器を二台設討製作した。その内の一台は偏極中性子の散乱アサライザーとするもので液体シンチレータを使用し、残りの一台は散乱された中性子の捕集検出器とするものでプラスチックシンチレータを用いた。いずれも100cm×100cm×10cmのサイズである。現在最終組み立てを行っている。
二次元位置はシンチレータ内部で発生したシンチレーション光が四隅に到達するまでの時間情報より求めるものであるが、まったくの新方式であるため本研究に先立ち50cm×50cm×5cmのサイズの液体シンチレータを用いたプロトタイプを製作し、実際にエネルギーの60Mevの中性子を使ってその性能をテストした。その結果、位置分解能は中心部分で約4cm、周辺では約10cmを得た。この経験をもとに本研究で製作中の検出器に改良を加えている。
またデータ収集系とエレクトロニクスの一部について整備を進めた。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] H.Sakai;et al.: RCNP Annual Report. (1989)

URL: 

Published: 1990-03-19   Modified: 2017-10-19  

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