1988 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
63420032
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
安藤 真 東京工業大学, 工学部, 助教授 (90159533)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
櫻井 仁夫 東京工業大学, 工学部, 助手 (30016620)
後藤 尚久 東京工業大学, 工学部, 教授 (80009232)
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Keywords | 平面アンテナ / ラジアルラインスロットアンテナ(RLSA) / ラジアルライン導波路 / 直線偏波 / 円偏波 / 交差偏波識別度 / ビームチルト / 反射抑制効果 |
Research Abstract |
ラジアルラインスロットアンテナ(RLSA)は、超高能率特性が期待できる平面アンテナである。本年度の主な研究項目は、1)高能率化2)直線偏波の実現である。本年度の研究成果を要約すると、 1)については、給電回路のラジアルライン導波路の形状を数値設計により最適化し、給電点から見た総反射減衰量ー17dBの優れたアンテナ給電構造を得る事ができた。さらに、スロットの結合を実験的に詳細に解明し、スロットの最適設計を行い開口能率75%、利得36,3dB(従来の平面アンテナの約2倍)の超高能率特性を得た。しかし、3dB周波数帯域幅が理論値より狭いことが確認された。これは、給電導波路とスロットの結合が強すぎるためで、これを弱める構造の検討が必要となり、3dB周波数帯域幅の拡大を計る研究を開始した。 2)については、直線偏波用スロット配置を設計、試作し、本年度備品として購入したS/A社1782 2chマイクロ波受信機の使用により交差偏波識別度の正確な測定を行い、実験により16dBの良好な交差偏波識別度を実現した。なお、直線偏波用スロット配置ではスロットからの反射が多く、反射減衰量の最悪値がー3dBにもなることを実験により確認するとともに、ビームチルトによる反射抑制法を提案し、チルト角10度で反射減衰量ー13dBまで改善することができた。 今年度の研究成果から、反射量の制御、所望の開口分布の実現、さらにはラジアルラインスロットアンテナ(RLSA)の厚さを含めた一般的なアンテナの最適設計には、スロット結合の詳細な理論解析が必要であることが改めて確認した。 なお、実用性、量産性を考慮した構造の研究として発泡ポリエチレン基板を用いた一体成形化、構造の簡素化についても検討を進めている。
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Research Products
(8 results)
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[Publications] Hideo SASAZAWA: IEEE TRANSACTION ON ANTENNAS AND PROPAGATION. vol.36. 1221-1226 (1988)
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[Publications] Hirofumi MORIYAMA: THE TRANSACTIONS OF THE IEICE. vol.E71. 968-971 (1988)
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[Publications] Makoto ANDO: IEEE TRANSACTION ON ANTENNAS AND PROPAGATION. vol.36. 1675-1680 (1988)
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[Publications] 安藤真: 電子情報通信学会論文誌. vol.J71ーB. 1345-1351 (1988)
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[Publications] 高田潤一: 電子情報通信学会論文誌. vol.J71ーB. 1352-1357 (1988)
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[Publications] Makoto ANDO: 18th European Microwave Conference. 306-311 (1988)
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[Publications] Makoto ANDO: Phased-Array Woekshop. 219-234 (1988)
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[Publications] Makoto ANDO: 1988 IEEE AP-S International Symposium. vol.2. 836-839 (1988)