1988 Fiscal Year Annual Research Report
日本語教育のための日英語の談話分析と聴解教材モデルの作成
Project/Area Number |
63450057
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Research Institution | Ochanomizu University |
Principal Investigator |
水谷 信子 お茶の水女子大学, 文教育学部, 教授 (90190644)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平田 悦朗 お茶の水女子大学, 文教育学部, 講師 (50189833)
外山 滋比古 お茶の水女子大学, 文教育学部, 教授 (80017102)
浅井 清 お茶の水女子大学, 文教育学部, 教授 (50017133)
市川 孝 お茶の水女子大学, 文教育学部, 教授 (50017117)
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Keywords | 談話の展開 / 冒頭部分の要素 / 文末の動詞句 / 文末までの文節数 / 文末の予測能力 / 聴解能力 / 話題の転換 |
Research Abstract |
この研究の課題は、日本語と英語それぞれのニュースおよびドラマの談話の展開の過程を分析して展開の類型を求め、日英の比較を試み、最終的には、外国人日本語学習者のための聴解教材のモデルを作成することである。3年計画の第1年次である本年度の実績は次のとおりである。 ○作業内容 1.日本語および英語のニュースの録画・録音・文字化を終了した。 2.日本語および英語のドラマの録画・録音を終了し、文字化を開始した。 3.日本語のニュースの展開の過程を分析し、コンピューターに入力する作業を開始し、現在進行中である。 ○研究内容 ニュースの談話の展開の類型を知るための方法について、研究を進めた結果、下記のような方法を採用し、これにもとづいて作業を行っている。 第1文の冒頭の部分に現れた要素を集計し、「時」「場所」「状況」「主題」「主語(動作主)」にわけ、冒頭部分と文末との関係を明らかにする。第1文と第2文の冒頭部分と関係および話題転換の方法を明らかにする。また文の長さと聴解の難易度との関連を調べる。次の1〜3を記号化してコンピューターに入力する作業を行う。 1.第1文について(1)冒頭語句の要素(2)主文が「名詞+は」か、「名詞+が」かの別(3)文末語句(4)「名詞+は/が」と文末との間の文節数 2.第2文について(1)冒頭語句が接続を示す語句か否かの別(2)冒頭語句 3.話題転換を示す文について(1)転換を示す語句(2)第1文冒頭からの文節数
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Research Products
(1 results)