1988 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
63460002
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
藤崎 源二郎 東京大学, 教養学部, 教授 (20012289)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡本 和夫 東京大学, 教養学部, 助教授 (40011720)
堀川 頴二 東京大学, 教養学部, 助教授 (40011754)
藤田 隆夫 東京大学, 教養学部, 助教授 (40092324)
金子 晃 東京大学, 教養学部, 教授 (30011654)
清水 英男 東京大学, 教養学部, 教授 (00012336)
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Keywords | 単頃化問題 / 保型形式 / Eisenstein級数 / 超函数 / 偏極多様体の分類 / 変形理論 |
Research Abstract |
藤崎は単項化問題に関連して、実二次体の2-類群が(2,2)型であるとき、その類群が絶対類体のある眞の部分体ですべて単項化することについて二三の結果を得た。(論文準備中) 清水は代数体上のGL_2のアデール群上の保型形式のうち、Eisen-stein級数を特徴づける定理を証明した。 金子はxの超函数f(oc,t)がtを実解析的パラメーターとして含むための必要かつ十分な条件を証明し、20年来の問題を解決した。 藤田は断面種数による偏極多様体の分類問題を精力的に研究し、断面種数が2以下の場合については殆んど分類を完成した。また、偏極多様体ないしは概偏極多様体に関するいろいろな問題を少くとも3次元以下の場合に解決した。 堀川は自己の従前の結果を用いて、種数2つの曲線束の場合に、変形理論に関する定理を証明した。 岡本はFibonacci数列に比に関する加法定理とその一般化の証明に成功した。 中島はmuclular曲線の第一種微分の空間への(曲線の被覆の)ガロア群の作用に関するHeakeの結果をリーマン面の場合へ一般化して幾何学と整数論の交錯する興味ある定理を証明した。(論文準備中) 片岡は有限群のある種の指標に関する結果をいくつも数論的考察により導いている。(Preprinto4編、投稿中)
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Research Products
(8 results)
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[Publications] 清水英男: Adv.Studies in pure Math.13. 585-621 (1988)
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[Publications] 金子 晃: Sci.Papers College Arts Sci.Univ.Tokyo. 38. 1-6 (1988)
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[Publications] 藤田隆夫: J.Fac.Sci.Univ.Tokyo. 35. 169-175 (1988)
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[Publications] 藤田隆夫: Proc.Japan Acad.64. 88-90 (1988)
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[Publications] 堀川頴二: Proc.Japan Acad.64. 241-244 (1988)
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[Publications] 岡本和夫: Japan J.Appl.Math.5. 145-152 (1988)
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[Publications] 深谷賢治: A fete of topology. 391-413 (1988)
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[Publications] 深谷賢治: J.Differential Geom.28. 1-21 (1988)