1988 Fiscal Year Annual Research Report
大型光学望遠鏡による回析限界像の形成法に関する研究
Project/Area Number |
63460009
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Research Institution | National Astronomical Observatory of Japan |
Principal Investigator |
石黒 正人 国立天文台, 電波天文学研究系, 教授 (40023684)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
馬場 直志 北海道大学, 工学部, 助教授 (70143261)
平山 智啓 国立天文台, 光学赤外線天文学研究系, 助手 (60012837)
磯部 〓三 国立天文台, 光学赤外線天文学研究系, 助教授 (20012867)
森田 耕一郎 国立天文台, 野辺山宇宙電波観測所, 助手 (20167688)
近田 義広 国立天文台, 野辺山宇宙電波観測所, 助教授 (30126122)
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Keywords | スペックル / 開口面マスク / 2次元非冗長マスク / olosurephase |
Research Abstract |
今年度はスペックル像の収集システムの製作、2次元非冗長マスクの設計、マスクを使った干渉の基礎実験を行った。 スペックル像収集システムについては、まず、その方式についての検討を行い、それに基づいて製作し、像収集のテストを行った。採用したシステムの方式は次のようなものである。まず、CCDカメラでスペックル像を撮影しそれをビデオデープレコーダで実時間に記録する。後でテープを再生してタイムベースコレクタを使って像を正確に静止させコレームメモリーを通して32ビットCPUを備えた高性能ワークステーションにスペックル像を送る。このワークステーションではデータをある程度処理し画面へ表示するとともに、データ圧縮を行って通信回線でつながった野辺山宇宙電波観測所の大型計算機にデータを送る。簡単な像収集の試験の結果、上のようなシステムでCCDカメラによって撮影されたスペックル像を正確にワークステーションに画像データとして取り込むことができることを確認した。 2次元非冗長マスクの設計については、このマスクについての一般的な性質について調べ、Y型や△型を基準として作っていく方式や奇数の穴を開けたリング状のマスクを複数使う方式などが有望であることがわかった。△型のマスクについては、穴の数が16個の場合について実験室での干渉の基礎実験を行った。この結果、得られたclosurephaseにおいて、それぞれの穴を通る経路上で生じた位相誤差が1°以内で打ち消しあっていることが確認できた。
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Research Products
(2 results)