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1988 Fiscal Year Annual Research Report

ケーブル布設船の運動制御に関する研究

Research Project

Project/Area Number 63460148
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

貴島 勝郎  九州大学, 工学部, 教授 (90038042)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 新開 明二  九州大学, 工学部, 助教授 (10112301)
Keywordsケーブル船 / 船の針路保持 / 船の操縦性 / 船体運動 / 制御 / 針路安定性 / 埋設機
Research Abstract

海底ケーブル通信方式においては、現在光ケーブルが主役の座を占めようとしているが、この光ケーブルは衝撃に弱いことが欠点であり、また設定された航路に精度よく布設されることが要求される。従って布設時のケーブル船の運動を制御することが重要な課題となる。本研究はこのケーブル布設船の性能として重要な浅海部のケーブル布設埋設時の針路保持に関して、まず潮流や風等の外乱れがない状態において、水深や海底の状況等が布設船の針路安定性にどのような影響を及ぼすかについて検討した。検討方法としては、ケーブル布設船が海底に沿って埋設機を曵航しながら航行している時の運動方程式を定式化し、さらにこの方程式を基に導いた針路安定判別の為の特性方程式を用いて水深、海底土質、索長、船の主要目が針路安定性に及ぼす影響などを検討した。計算対象船型は船長105mのケーブル布設船である。また海底土質として軟泥、締った砂地、固い粘土質の3状態を考慮した。以上のデータおよび条件下におけるケープル布設時の船体運動シミュレーション計算より次のような知見が得られた。
ケーブル布設船の針路安定性は、海底が軟泥の場合には水深が深い程、また索長は長い程向上するが、海底が固くなるに従いその安定領域は減少してくる。一般に水深が浅くなり針路不安定の場合には索長を短くし、軟かい場合には索長を長くすることも有効な手段の一つと考えられる。さらに船幅が増加すれば針路安定性が悪化する傾向もみられた。このようにケーブル布設船の針路保持に関しては水深や海底土質、埋設機の曵航索の長さが最も重要なパラメータとして考える必要がある。
次年度は以上の結果を基磯として、風や潮流等の外乱を考慮し、さらにこの外乱下におけるケーブル布設船の針路保持の為の制御法について検討を加える計画である。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 硴崎貞雄: 西部造船会々報. 第77号. (1989)

URL: 

Published: 1990-03-19   Modified: 2016-04-21  

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