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1988 Fiscal Year Annual Research Report

湿度コントロールによる鋼製箱桁・主塔内部の防錆の可能性

Research Project

Project/Area Number 63460151
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

藤野 陽三  東京大学, 工学部・総合試験所, 助教授 (20111560)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 伊藤 学  東京大学, 工学部, 教授 (00010661)
篠 泉  東京大学, 工学部, 助手 (20178875)
千田 善孝  東京大学, 工学部, 助手 (00107559)
篠原 正  東京大学, 工学部, 講師 (70187376)
辻川 茂男  東京大学, 工学部, 教授 (20011166)
Keywordsタワー / ボックス補剛桁 / 腐食環境 / 除湿機 / 湿度コントロール / 流れのシミュレーション
Research Abstract

(1)鋼ボックス断面タワー内部の防錆に除湿機を導入したときの経済性について検討を行った。対象としたのは明石海峡大橋主塔設計案である。
換気回数n=0.02回/時間を仮定し、相対湿度を60%以下にするという条件で、東京標準気候モデルを用いてシミュレーションを行った。夜間ほう射冷却も考慮に入れている。その結果、50KWの除湿機2台を一日平均6時間程度稼働させることで十分防錆が行なえるとの結論を得た。
除湿機の設置、メインテナンス等を考慮しても、塗装よりも格段に経済性の面で優ると判断された。
(2)実際の主塔内部の腐食、環境を調べる目的で、本四公団大島大橋ボックス主塔内部に無塗装鉄片を置き、その腐食状況を長期的に調べた。その結果、鉄片の多くは数カ月で十分さびることが判明した。したがって主塔内部を無塗装にする際には湿度コントロールを行なう必要があることになる。
同橋の補剛桁内にも鉄片を置いたが、こちらの方の錆は圧倒的に少なかったが、これは橋面のアスファルトの保温効果のために結露が生じなかったことによるものと判断される。
(3)除湿気流の流れのシミュレーションを行ない、ダクトを設けなくとも塔内の隅々まで湿度を下げられることが判明した。

  • Research Products

    (4 results)

All Other

All Publications (4 results)

  • [Publications] 延藤遵 他: 土木学会年次講演会概要集. 43. 536-537 (1988)

  • [Publications] 藤野陽三 他: 土木学会年次講演会概要集. 44. (1989)

  • [Publications] 延藤遵: 土木学会年次講演会概要集. 44. (1989)

  • [Publications] 藤野陽三: 防食技術. (1989)

URL: 

Published: 1990-03-19   Modified: 2016-04-21  

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