1989 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
63460205
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Research Institution | EHIME UNIVERSITY |
Principal Investigator |
村上 善一 愛媛大学, 工学部, 教授 (10036212)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
水口 勝志 愛媛大学, 工学部, 助手 (70108405)
西田 稔 愛媛大学, 工学部, 講師 (60036374)
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Keywords | 母板初期温度 / 母板硬度 / 接合波形 / 接合面積 / 臨界爆薬荷重 / 引張強さ / 降伏強さ |
Research Abstract |
本研究は、爆接機構に影響を及ぼす素材物性要因のうち、特に変形能に関連した爆接素材の初期温度および硬度を取り上げ、それら要因と臨界爆薬荷重(接合界面全体にわたり完全な接合が得られる最小爆薬荷重)、接合波形(波長、振幅)等との関係を検討し、次の知見を得た。 1.本研究を通し、何れの飛翔板と母板の組合せにおいても、接合面積比は、爆薬荷重のある値以上で急激に増大して臨界爆薬荷重に達する。 2.臨界爆薬荷重は、飛翔板が銅、オ-ステナイト系ステンレス鋼、アルミニュ-ムの何れの場合においても母板軟鋼の初期温度の上昇と共に減少する。又同一爆薬荷重における接合面積比(接合部面積/試験片表面積)および接合波形の振幅・波長は、母板初期温度の上昇と共に増大する。但し、アルミニュ-ムが飛翔板のときは、波状結合はほとんど発生せず、溶融結合ないしは直接結合の形態を示す。 3.同一爆薬荷重における接合面積比は、飛翔板材料の密度の減少と共に減少する。 4.臨界爆薬荷重(R_c)は、母板(SS41、S45C、高Mn鋼)のビッカ-ス硬度(Hv)の上昇と共に増大し、次式の関係を示した。 R_c=(7.35×10^<-7>Hv^2+0.60)±0.08 5.接合波形の振幅および波長と母板硬度との関係は次式で示しうる。 M_A=(2.58×10R_H-1.97×10^<-2>)±8.33×10^<-3> M_A=(25.8×R_H-1.97×10^<-2>)±8.33×10^<-3> M_λ=(56.7×R_H-1.18×10^<-2>)±2.21×10^<-2> 6.臨界爆薬荷重(R_c)と引張強さ(σ_Υ)および降伏強さ(σ_Υ)との関係は、SUS304-S45Cの爆接時は次式で示しうる。 R_c=1.38×10^<-7>σ_Υ^2+0.55 R_c=1.90×10^<-7>σ_Υ^2+0.56
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[Publications] 村上善一: "爆接機構に関する基礎研究ー母材硬さの影響についてー" 溶接学会全国大学講演概要. 45. 264-265 (1989)
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[Publications] 村上善一: "爆接機構に関する基礎研究(第2報)発表予定" 溶接学会全国大会講演概要. 46. (1990)
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[Publications] 村上善一: "爆接性に及ぼす母材の初期温度と硬さの影響について" 愛媛大学工学部紀要. (1990)
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[Publications] 村上善一: "爆接性に及ぼす素材温度および素材硬さの影響について" 溶接学会論文集投稿予定. (1990)