1989 Fiscal Year Annual Research Report

知識工学的手法による原子力デ-タ評価エキスパ-ト・システムの構築

Research Project

Project/Area Number	63460231
Research Institution	Tohoku University
Principal Investigator	椙山一典東北大学, 工学部, 教授 (10004277)
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha)	岩崎信東北大学, 工学部, 助手 (10005465) 北村正晴東北大学, 工学部, 助教授 (00005422)
Keywords	中性子核デ-タ / 核デ-タ評価 / 知識工学 / エキスパ-ト・システム / 知識システム / 評価作業支援 / 専門家支援 / 評価作業モデル
Research Abstract	システムの高度化と実用規模システムの構築のために、1.評価過程の分析を行い、全体の知識モデルを作成する。2.計算コ-ドパラメ-タ調整過程の新しい手法の開発を課題とした。 1.全体の過程を分析し、対象の把握と目標の設定、実験デ-タベ-スの検索と実験値断面積セットの確率、理論モデルの選択、計算コ-ドの選択構築、モデルパラメ-タの選択、計算コ-ドの運用、計算と実験の比較検討とパラメ-タの調整、目標達成総合判断のサブタスクで構成されることをあきらかにした。実際には、さまざまな場面でタスクの後戻りや繰り返しがある複雑な過程であることが分かった。この様なタスク群を計算機で支援するために、以下のようなクラス-オブジェクト概念による汎化知識モデルとル-ルベ-スを作成した。即ち核種モデル、反応モデル、断面積モデル、核理論体系モデル、評価コ-ド体系モデル、計算パラメ-タモデル、結果比較判断モデルとこれらをつなぐル-ルベ-スである。さらに実際に評価を支援するためには、対象に関するさまざまのデ-タベ-スが必要であることが分かった。整備すべきものとして要求デ-タ、パラメ-タ、文献、コ-ドなどがあり、既存のデ-タベ-ス(EXFORなど)も、そのデ-タ構造が非常に使いにくいので、関係デ-タベ-スの様なものに変換する必要がある。 2.結果の比較とパラメ-タ調整については、ファジ-理論と推論を導入することで対処できることを示した。また評価レベルの設定についてもファジ-目標を設定することによって、かなり評価者の感覚に近い判断が出来る見通しを得た。以上により、評価の殆どすべての過程で支援可能なシステムの枠組みと知識モデルを設計し、その1部を具体的にワ-クステ-ション上に構築した。具体的な評価計算を^<27>A1に適用し、有効性を確かめた。

Research Products

(8 results)

All Other

All Publications (8 results)

[Publications] S.Iwasaki: "Prototyping of an Expert System for Nuclear Data Evaluation" Nuclear Data for Science and Technology(Saikon Publishing Co.,Tokyo). 501-504 (1988)
[Publications] S.Iwasaki: "Development of a Supporting System for Nuclear Data Evaluation in a 32-bit Workstation Using Artifical Intellingence Technology(Sendai)" JAERI-M. 89-026. 300-322 (1989)
[Publications] S.Iwasaki: "Evaluation of ^<27>Al(n,2n)^<26>Al(T1/2=7.16x10^5yr)Cross Section and Estimation of Residual Activity of Aluminum Exposed to Fusion Neutrons" Fusion Technology 1988(A.M.van Ingen,A.NIJSEN VIS,H.T.KLIPPEL ED.,Elsevier Science Publishers B.V.,Amsterdam). 959-963 (1989)
[Publications] S.Iwasaki: "Technological Problems in Development of an Advanced System for Nuclear Data Evaluation" JAERI-M. (1990)
[Publications] 岩崎信: "AI技法を用いた核デ-タ評価支援システム(SENDAI)の開発" 第2回知識工学の原子力分野への応用に関する研究会報告書. UTNL-R-0232. 26-31 (1989)
[Publications] 岩崎信: "核デ-タ評価支援システム(SENDAI)の開発,I全体計画" 日本原子力学会1988年秋の大会予稿集. 110-110 (1988)
[Publications] 岩崎信: "核デ-タ評価支援システム(SENDAI)の開発,II知識表現" 日本原子力学会1989年年会要旨集. 132-132 (1989)
[Publications] 岩崎信: "核デ-タ評価支援システム(SENDAI)の開発,IIIパラメ-タ調査モジュ-ル" 日本原子力学会1989年秋の大会予稿集. 52-52 (1989)

1989 Fiscal Year Annual Research Report

知識工学的手法による原子力デ-タ評価エキスパ-ト・システムの構築

Principal Investigator

椙山 一典 東北大学, 工学部, 教授 (10004277)

Research Products

[Publications] S.Iwasaki: "Prototyping of an Expert System for Nuclear Data Evaluation" Nuclear Data for Science and Technology(Saikon Publishing Co.,Tokyo). 501-504 (1988)

[Publications] S.Iwasaki: "Development of a Supporting System for Nuclear Data Evaluation in a 32-bit Workstation Using Artifical Intellingence Technology(Sendai)" JAERI-M. 89-026. 300-322 (1989)

[Publications] S.Iwasaki: "Evaluation of ^<27>Al(n,2n)^<26>Al(T1/2=7.16x10^5yr)Cross Section and Estimation of Residual Activity of Aluminum Exposed to Fusion Neutrons" Fusion Technology 1988(A.M.van Ingen,A.NIJSEN VIS,H.T.KLIPPEL ED.,Elsevier Science Publishers B.V.,Amsterdam). 959-963 (1989)

[Publications] S.Iwasaki: "Technological Problems in Development of an Advanced System for Nuclear Data Evaluation" JAERI-M. (1990)

[Publications] 岩崎信: "AI技法を用いた核デ-タ評価支援システム(SENDAI)の開発" 第2回知識工学の原子力分野への応用に関する研究会報告書. UTNL-R-0232. 26-31 (1989)

[Publications] 岩崎信: "核デ-タ評価支援システム(SENDAI)の開発,I全体計画" 日本原子力学会1988年秋の大会予稿集. 110-110 (1988)

[Publications] 岩崎信: "核デ-タ評価支援システム(SENDAI)の開発,II知識表現" 日本原子力学会1989年年会要旨集. 132-132 (1989)

[Publications] 岩崎信: "核デ-タ評価支援システム(SENDAI)の開発,IIIパラメ-タ調査モジュ-ル" 日本原子力学会1989年秋の大会予稿集. 52-52 (1989)

椙山一典東北大学, 工学部, 教授 (10004277)