1989 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
63460239
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Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
遠藤 晃賢 高知大学, 教育学部, 教授 (00043448)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大高 泉 高知大学, 教育学部, 助教授 (70176907)
山口 信之 高知大学, 教育学部, 教授 (60036639)
菊地 るみ子 高知大学, 教育学部, 助教授 (40127923)
山石 健次 高知大学, 教育学部, 教授 (70015048)
西島 芳子 高知大学, 教育学部, 教授 (60036655)
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Keywords | 環境教育 / 学校教育 / 調査研究 |
Research Abstract |
環境問題の態様の変化、また地球的規模の環境問題などに対応するために、環境施策全体の中で環境教育の占める比重が大きくなってきている。しかし、我国ではその必要性が認識されながらも、いまだ十分には定着していない。このような背景下で、学校教育における環境教育の導入を目標として、関連する調査を実施してきている。まず、前年度実施した調査結果を集計・整理し、学校における環境教育に関わる基礎資料として調査報告書にとりまとめ、調査対象および関連機関へ送付した。したがって、予定していた調査は全て完了した。なお、調査対象は、小・中・高校現場教員、環境行政担当者、教育委員会指導主事、教員養成系大学・学部教科教育担当教員、および技術・家庭の5種類である。 これら一連の調査によって、我国の学校教育における環境教育の実態・問題点などを定量的に把握した。とくに、問題点として、各教科の学習指導要領・教科書において環境問題の重要性が位置づけられてきているにも拘らず、一部を除き、学校教育関係者における環境教育の意識がまだまだ低い状況が顕著にみられた。 つぎに、環境教育を科学的根拠に基づき体系的に展開するカリキュラム検討資料の一つとして、昭和56年から継続的に取り組まれている高校「保健」における体験学習の実践例を重点的に分析・整理しまとめた。また、授業実践・試行授業を数多く展開してきているが、例えば、報告例の少ない騒音を主課題とするカリキュラムを作成し、中学校技術・家庭科の電気領域において実践を展開した。その成果は、愛媛県教育研究大会(平成元年11月)において『環境問題について』の課題で研究授業として公表した。今後、本研究で得られた知見に基づき、環境教育の教育現場への総合的な展開に必要な検討を進める予定である。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] 遠藤晃賢: "学校教育における環境教育の導入に関する検討ー技術・家庭科教員の意識調査ー" 第5回日本産業技術教育学会四国支部大会. (1989)
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[Publications] 菊地るみ子: "学校教育における環境教育の導入に関する研究(第1報)小・中・高における家庭科と他教科の教師の意識比較" 日本家政学会第42回大会. (1990)
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[Publications] 山石健次: "学校教育における環境教育の導入に関する研究(第2報)指導主事と大学教官における家庭科と他教科の意識比較" 日本家政学会第42回大会. (1990)
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[Publications] 大高泉: "学校教育における環境教育の現状と教員養成" 日本理科教育学会四国支部大会. (1990)
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[Publications] 大高泉: "学校教育における環境教育の現状とあり方(1)" 日本環境教育学会. (1990)
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[Publications] 遠藤晃賢: "学校教育における環境教育の導入に関する研究 調査報告No.1、No.2、No.3、No.5、付属資料No.1 計5冊" 高知大学環境教育研究会, 331 (1989)
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[Publications] 大高泉: "学校教育における環境教育の導入に関する研究 調査報告No.4ー教員養成系大学・学部ー" 高知大学環境教育研究会, 52 (1989)