1989 Fiscal Year Annual Research Report
自己増殖能を有する自家膵β細胞を用いた人工膵臓臓の研究
Project/Area Number |
63480308
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Research Institution | 宮崎医科大学 |
Principal Investigator |
香月 武人 宮崎医科大学, 医学部, 教授 (50041273)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩村 威志 宮崎医科大学, 医学部附属病院, 講師 (50151759)
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Keywords | 人工膵臓 / 自己増殖能 / 糖尿病 / 膵β細胞 / SVーPB / インスリン / マイクロカプセル / 培養細胞収量 |
Research Abstract |
1.膵β細胞株細胞(SVーPB細胞)を実験的糖尿病ラット腎皮膜下に移植しても、移植後2週間にわたって血糖上昇を抑制するが、腎皮膜下に移植SVーPB細胞は形態学的に確認できず、移植SVーPB細胞の壊死によるインスリン放出であることがほぼ確認された。 2.培養細胞収量を高めるために、SVーPB細胞をマイクロキャリア-に付着させて培養した。マイクロキャリア-へのSVーPB細胞の接着・増殖は良好で、マイクロキャリア-上では、3日後すでに、細胞はfullsheetに達し、培養細胞収量の飛躍的増大が確認された。 3.alginate-polylysine-alginateマイクロカプセルにSVーPB細胞を封入して培養することに成功した。培養条件の検討などin vitroの検討および、糖尿病ラットの腹腔内移植で、生態環境とSVーPB細胞機能との関連、至適細胞数、SVーPB細胞の運命、マイクロカプセルの交換手段等のin vivo実験を継続中である。 4.成熟ラット膵β細胞株の樹立には、いまだ成功していない。 5.臨床応用のため、手術で採取した人膵β細胞にプラスミドをエレクトリック・セルヒュ-ザ-で移入したが、人膵β細胞の株化にも、いまだ成功していない。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] 香月武人,井手秀幸,下薗孝司,岩村威志: "インスリン産生膵ベ-タ-細胞株の研究" 外科治療. 61. 223-233 (1989)
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[Publications] Iwamura,T.,Katsuki,T.,et al.: "Characterization of Heterogenous Subpopulations of the Human Pancreatic Cancer Cell Line(SUIT-2)" Jpn.J.Cancer Res.