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1988 Fiscal Year Annual Research Report

サル持続痛モデルによる再評価とPETによる検討

Research Project

Project/Area Number 63480324
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

亀山 元信  東北大学, 医学部附属病院, 助手 (70169647)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 大槻 泰介  国立療養所宮城病院, 医長
井戸 達雄  東北大学, サイクロトロン,アイソトープセンター, 教授 (80134063)
Keywords刺激鎮痛 / 持続痛 / 尿酸塩 / 中脳水道灰白質 / 日本ザル
Research Abstract

本年度においては、ニホンザルを用いて中脳灰白質の電気刺激実験を行った。刺激実験に矢立ち、サルの行動の変化を定量的に測定するために、充分に実験環境に順応させた後今回本実験用に新たに作成したモンキーチェア上で、40個の小さな穴をあけたプレートにほしブドウの小片をのせたものを提示し、一側上肢での餌取りに要する時間を測定する方法をとった。数週間の訓練により極めて安定したエサ取り所用時間を得ることができることがわかったので、この実験系を用いて電気刺激等による鎮痛の効果をエサ取りに要する所用時間の回復として判定することとした。
刺激電極の埋め込みには、サル定位脳手術装置を用い、脳室造影を行い定位的に両側PAGに埋め、骨セメントにて頭蓋骨に固定した。
術後2週間してから、一側の肘間接腔内に尿酸塩を注入すると2〜3時間後より餌取り所要時間の延長を認め、鎮痛薬の投与でこれが改善することがわかった。中脳灰白質の刺激条件は、尿酸塩投与前日にあらかじめ、サルに行動の変化を起こさない値を決定し、その条件下で実験を行った。
本年度は、以上の方法で結果が得られたサルは1頭であるが、現在までの所明らかな刺激鎮痛効果は得られていない。現在もう1頭がほぼ訓練を終え、手術待ちの状態で、2頭が訓練中である。
今後頭数をかさね、刺激条件と刺激部位を詳細に検討してゆく予定である。

URL: 

Published: 1990-03-19   Modified: 2016-04-21  

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