1988 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
63480379
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
田口 喜一郎 信州大学, 医学部, 教授 (80020874)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮下 善和 信州大学, 医学部附属病院, 助手
菊川 正人 信州大学, 医学部, 講師 (80126672)
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Keywords | 動的プラットフォーム / トランスレーション / ローティション / トルク / 筋電図反応積分値 / 頭部変位 |
Research Abstract |
昭和63年度内に動的プラットフォームの試作と試作装置の機能テストを行った。 1.動的プラットフォームの試作 本装置は他に例をみない、左右の足を狭立して個々または同時に水平運動刺激および傾斜刺激を加えることのできる装置である。本装置の基本設計の段階から運動刺激の精度と安全性に重点を置いた。 刺激のパタンはパーソナルコンピュータで作り出される。パーソナルコンピュータ上で作り出された刺激パタンは、コンピュータ内蔵の4組のDAコンバータより4チャンネルのアナログ信号として送出され、この信号はプラットフォーム本体内のサーボアンプへ入力する形式をとった。このサーボシステムも4系統あり、左右両足のプレートを個々に駆動する。これらの運動量(位置信号)は各駆動器に直結したポランシオメータ(合計4個)によってデータ解析装置へ刺激の原波形として送出されるようにした。 起立位をとる被検者からはプラットフォームの圧力センサ、下肢抗重力筋活動を記録する筋電計、頭部動揺を記録する頭位変位検出装置からの出力をプリアンプで増幅後、データ解析装置へ入力できるよう調整された。 2.試作装置の機能テスト 体重40〜80kgに属する被検者を対象に、刺激條件を変えて、刺激精度と各種反応記録條件の設定を行った。刺激装置の動きにやや難があり、改造中である。また安全性を確保するために、転倒に対してハーネスの使用を決定した。
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