1988 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
63480431
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
末次 恒夫 九州大学, 歯学部, 教授 (60013992)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池田 弘 九州大学, 歯学部付属病院, 助手 (10193210)
伊藤 博夫 九州大学, 歯学部, 助手 (40037536)
古谷野 潔 九州大学, 歯学部付属病院, 助手 (50195872)
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Keywords | 顎機能 / 顎運動 / 筋電図 / 顎関節音 |
Research Abstract |
1.筋電図管理解析システムを購入し、正常者及び顎機能異常者について各種顎運動時における咀嚼筋活動を記録しコンピュータに入力、解析ソフトの開発を行った。その結果、コンピュータの内部・外部メモリ容量の制限のため長時間に及ぶ顎運動時の一括解析は困難であることが分ったが、計測時にこの点に留意すれば本研究の目標とする検査は遂行できると判断された。 2.各種顎運動時の顎関節音を記録、コンピュータに入力し解析ソフトを開発した。その結果、現システムでは検出不可能な音もあること、発生側の弁別が困難なこと、周波数解析は困難なことが判明したが、本研究の目的である顎運動・筋電図・顎関節音の三者を統合した検査システムには有用であると判断された。 3.以上、コンピュータによる筋電図管理解析システム及び顎関節音計測システムを開発した。 4.筋電図データと顎運動データとの同期化を行った。筋電図と顎運動計測の同期化は、運動計測システムにより発するノイズが筋電図データを干渉するため、この点について引き続き対策を検討する必要があることが判明した。 5.正常者及び顎機能異常者の顎関節音の基礎データを収集した。
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