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1988 Fiscal Year Annual Research Report

重度身体障害者施設における福祉機器利用と介護の省力化の研究

Research Project

Project/Area Number 63510115
Research InstitutionKyoei Gakuen Junior College

Principal Investigator

山田 明  共栄学園短期大学, 生活学科, 教授 (40174700)

Keywords療護施設 / 介護 / 福祉機器
Research Abstract

1.身体障害者療護施設における処遇過程分析
(1)重度肢体不自由者の生活過程における要介護状況
療護施設居住障害者および在宅障害者を対象に2泊3日の旅行場面を設定して、その要介護状況をチェックリストによって把握し、ボランティアによる介護過程をビデオカメラで収録した。従来からいわれている要介護状況および介護一被介護過程を確認しえたと同時に、いつもの慣れた介護者とは別の介護者に介護されることで、介護されにくい場面と従前とは別の新鮮な介護要求・介護関係がでてくる場面があった。このことの意味は次年度でさらに追求したい。
(2)療護施設における介護過程、介護関係
岩手県内2、秋田県内1、愛知県内1、京都府内1、兵庫県内2、岡山県内2、福岡県内1、鹿児島県内1の8施設で2〜3日単位の実施調査を行なった。そこでさまざまな介護関係があったが、その介護関係を規定している条件として、(1)介護職員集団の年令構成、専門教育経験、生活条件、(2)介護業務のシステム化の内容、(3)入居者の年令構成、障害種別、生活歴、(4)施設設立後の年数、雰囲気の定着状況などが大きかった。この点についても全体としての分析は次年度での追加調査結果も含めてすすめる予定である。
2.身体障害者療護施設における福祉機器利用状況
上記各施設における特例的な施設設備、福祉機器、自助具・介助具、生活用具についてその利用過程も含めて調査し、必要に応じてVTRにおさめた。機械力などを用いた福祉機器を積極的に利用している施設は自助具等についても積極的な工夫がみられた。これら両者を含めた機器利用が重度障害者の生活の充実、自立心の養成によい機能を果たしていること確認できた。

URL: 

Published: 1990-03-20   Modified: 2016-04-21  

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