1989 Fiscal Year Annual Research Report
「交通切符による三者即日処理方式」(略式手続)の電算化の研究
Project/Area Number |
63520029
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
能勢 弘之 北海道大学, 法学部, 教授 (40000666)
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Keywords | 交通切符 / 三者即日処理方式 / 略式命令 / 裁判とコンピュ-タ- |
Research Abstract |
交通切符による三者(司法警察官、検察官、簡易裁判所)即日処理(略式命令決定)方式の電算化システムの構想は、結局のところ、三者の処理を迅速かつ適正にできるOAシステムを考えることにある。したがってそれぞれのワ-ク・ステ-ション、すなわち司法警察官端末、検察官端末、裁判所端末および支払窓口端末にどのような端末機を置いて、どのようなデ-タキ-インまたは指定をし、どのような内容の処理をさせ、なにを出力してどこに伝送させるのが適切かの検討を、(1)小型軽量、(2)操作性、(3)パスワ-ド、(4)ペ-パ-レス化、(5)情報伝達の確実性、(6)他情報システムとのリンク、(7)対人処理のなじみ易さ、(8)三者の情報の一元化に設計のポイントをおいて行うものである。 そのために必要な研究手順である現状問題点の分析は、すでに完了した。すなわち、現在行われている人間の手作業による業務と組織の関係、業務内容、業務の流れ、現状デ-タとそのメカニズムを分析した上で、業務効率化の課題を抽出した。また、制約条件の分析、つまり法律や制度に対する問題の整理を行うと共に、適用範囲の分析、つまり三官庁、地区、業務範囲などの電算化対象の検討を行った。 そして、目下のところ、立件支援(切符作成)システム、起訴支援(求刑)システム、および略式命令支援(罰金額決定)システムのそれぞれの案について、どのようなシステムを設計し、選択するのが適切であるのか、の検討を続けている。
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