1988 Fiscal Year Annual Research Report
中重核イラスト領域における非線型集団運動の微視的研究
Project/Area Number |
63540222
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
高田 健次郎 九州大学, 理学部, 助教授 (20037170)
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Keywords | 核構造 / 集団運動 / 非調和性 / 非線型性 / 自己無撞着 / 集団座標 / Sm同位原子核 |
Research Abstract |
原子核における集団的励起モードと非集団的モードとの間の結合から生じる非線型性を組織的に取扱う方法としてのダイソン型自己無撞着集団座標法と、その量子化された理論を,簡単なモデルに適用し、その結果を厳密解と比較することによって、この理論の正当性を確かめた。さらにこの理論をSm同位原子核に応用し、質量数が150から154へ変るときの球形から変形へのスペクトルの急激な変化(相転移)を微視的に説明することに成功した。このとき、J=4の非集団的モードからの結合効果が変形スペクトルにとって本質的に重要であることが明かにされた。また基底状態相関をとり入れたRPAフォノンを基礎とした新い形のダイソン・ボソン写像法を開発し、その有用性を確かめた。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] K.Takada.: Nuclear physics. A485. 189-209 (1988)
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[Publications] H.Thorn.: Nuclear physics. A486. 221-234 (1988)
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[Publications] H.Takada.: Nuclear physics. A490. 262-274 (1988)
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[Publications] K.Takada.: Nuclear physics. (1989)
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[Publications] K.Yamada.: Nuclear physics. (1989)
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[Publications] 高田健次郎: "物理学最前線「ダイソン型ボソン展開法」" 共立出版株式会社, 60 (1988)