1990 Fiscal Year Annual Research Report
ダイレスフォ-ミングによる異形鋼管のテ-パ引抜き加工
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63550071
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| Research Institution | Nara National College of Technology |
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Principal Investigator |
関口 秀夫 奈良工業高等専門学校, 機械工学科, 教授 (80043462)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
和田 任弘 奈良工業高等専門学校, 教械工学科, 助教授 (10141912)
岩井 保善 奈良工業高等専門学校, 教械工学科, 助教授 (90043471)
小畠 耕二 奈良工業高等専門学校, 教械工学科, 助教授 (00043480)
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| Keywords | ダイレスフォ-ミング / 引抜き加工 / テ-パ加工 / 異形鋼管 / 角鋼管 / テ-パ角管 / 高周波加熱 |
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| Research Abstract |
本年度は,これまでの研究成果を吟味し総括するとともに,工業的利用の展望を明らかにするためテ-パダイレス引抜きの実用機の基本設計を行った。また,角鋼管以外の異形鋼管についてのテ-パダイレス引抜きを行い,本加工法の適用範囲の拡大についても検討を加えた。
テ-パタイレス引抜き機の設計にあたっては,加工対象材質をSTK41炭素鋼およびSVS304ステンレス鋼とし,素材寸法を50×50×2.3mm〜175×175×8.2mm(正方式断面で最大単位重量を42.1kg/mと設定)とした。また目標とする製品精度は,辺長誤差を±0.5mm/100mm(精度±1.0%),テ-パ-角誤差を±1.0°,平枝部の凸凹を0.5mm以下(精度0.4%以下)とした。また高周波加熱による加工温度はSTK材の場合700〜900°とし,SVS材では900〜1000℃と設定した,加熱コイルの最大移動速度を1500mm/min,最大引張速度を1000mm/min(最大生産速度:2.5m/min)として加熱装置の容量を温度解析結果より求めると,60kw(加熱効率80%,周波数25KHz)が必要であることがわかった。また,引張り装置については高温変形抵抗の基礎デ-タから最大50tonfの容量が必要であることが明らかになった。以上のような設計計算結果より,引抜きストロ-ク3000mm,加熱コイル移動範囲0〜6000mmの油圧駆動方式のテ-パ-ダイレス引抜き機の基本設計を行うことができた。なお装置の部分設計にあたっては,高温加熱による製品自重での曲りを防止するためのロ-ラ支持法および高精度の速度制御を行うためのディジタル制御法について検討を加えた。
角鋼管以上の異形管のテ-パダイレス加工については六角管に関しての実験を行い、十分な加工精度が得られることを明らかにした。
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Research Products
(1 results)
