1988 Fiscal Year Annual Research Report
管路系における円管(直円管、円管)流の凝固閉塞限界
Project/Area Number |
63550176
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Research Institution | Kanagawa University |
Principal Investigator |
智田 喜久一 神奈川大学, 工学部, 教授 (60078293)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田島 守 神奈川大学, 工学部, 助手 (70078327)
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Keywords | 円管流 / 凝固 / 圧力降下 / 閉塞 |
Research Abstract |
本補助金を使用して今年度実施された研究内容は、(1)凝固を伴う直円管流の圧力効果の測定と(2)凝固を伴う曲円管流内部の観察実験の二点である。 (1)については凝固閉塞管路実験装置の納入が9月であったため、管長比が1種類でしかも冷却強さを3段階程度変化させた実験が実施できだけである。しかしながら、凝固を伴う場合、層流から乱流に遷移するときに圧力効果の挙動に興味ある知見が得られつつある。このこととも関連して管内部の凝固層の観察が是非とも必要であり、本来今年度に予定していたことではあるが、次年度以降に圧力降下のデータの積増しとともに管内部の観察をも行う予定である。 (2)については層流流入曲円管の範囲ではあるが、凝固層の形状すなわち流路形状を閉塞直前で据え、二次流れの影響が凝固のある場合にもかなりはっきりした形で残っていることを見いだした。なお、直線助走部での初期レイノルズ数が2000程度以下では流路は緩やかにうねった形状でその表面は滑らかであり、いわゆるステップ状の凝固層変化やリップルの表面は見られなかった。
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