1988 Fiscal Year Annual Research Report
符号化位相シフトキーイング変調を内部符号とした縦接符号の評価法
Project/Area Number |
63550255
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
嵩 忠雄 大阪大学, 基礎工学部, 教授 (50029378)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤原 融 大阪大学, 基礎工学部, 助手 (70190098)
山村 三朗 神戸商船大学, 商船学部, 助教授 (70093549)
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Keywords | 符号化変調 / 縦接符号 / 衛星通信 / 符号の性能解析 |
Research Abstract |
内部符号にブロック符号による符号化位相シフトキーイング(PSK)変調を用い、外部符号にリードソロモン(RS)符号の交錯符号を用いた縦接符号について、内部符号の構成法、及び加法的白色ガウス雑音をもつ(AWGN)通信路における誤り特性の評価法について検討した。 まず、符号長nの符号化2^l値PSK変調の構成法として、従来よく用いられてきたl個の符号長nの2元線形符号の組み合せによる構成法を拡張し、j個(1≦j≦l)の符号長mi×n(但しΣmi=l)の2元線形符号の組み合せによる構成法を示し、それを用いて、M=4,8,16,符号長8〜32,漸近的な符号化利得が3〜7.2dBのいくつかの符号を構成した。従来の構成法により構成された符号と同じ符号長、同じトレリスダイアグラムの状態数をもち、誤って復号される確率がより低くなる符号の例をいくつか示した。 また、符号長nの符号化2^l値PSK変調が2n次元のユークリッド空間上で線形であるための必要十分条件と360/2^k(1≦k≦l)度の位相回転について閉じているための必要十分条件を導出した。 次に、符号化PSK変調をAWGN通信路で用いたときの誤って復号される確率Picの上界値を効率よく計算する解析的な方法を導出した。その上界値およびシミュレーションによって得られた値から、縦接符号が正しく復号される確率の値(Picの上界値を用いた場合は、その下界値)や誤って復号される確率の上界の値を効率よく計算する方法を導出した。 これらを用い、各種の縦接符号の性能評価を行った。その結果、例えば、符号長8,漸近的な符号化利得が3dB,および符号長16,漸近的な符号化利得が3.3dBの符号化8値PSK変調を内部符号、GF(2^8)上の(255、223)RS符号の交錯符号を外部符号に用いた縦接符号が高信頼性、高伝送率をもち、衛星通信に適していることがわかった。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] Tadao Kasami: IEEE Golbal Telecommunications conference 1988 Conference Record. 2. 27.2.1-27.2.5 (1988)
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[Publications] Satoshi Ujita: 第11回情報理論とその応用シンポジウム予稿集. 2. 807-812 (1988)
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[Publications] Toyoo Takata: 第11回情報理論とその応用シンポジウム予稿集. 2. 813-818 (1988)
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[Publications] Toyoo Takata: IEEE Transactions on Communications.
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[Publications] Tadao Kasami: IEEE Transactions on Communications.
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[Publications] Tadao Kasami: IEEE Transactions on Information Theory.