1988 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
63550366
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Research Institution | Tokyo Denki University |
Principal Investigator |
山口 柏樹 東京電機大学, 理工学部, 教授 (70016228)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
日下部 治 宇都宮大学, 工学部, 助教授 (40092548)
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Keywords | 三次元 / 支持力 / 形状係数 / 深さ係数 / 模型実験 / 砂 |
Research Abstract |
山口は気乾標準砂を用い小型土槽(直径34cm、高さ30cm)で2,3次元支持力実験を行った。根入れ/巾比は0〜14と変え、間隙比e=0.65〜0.73である。その結果、(1)D=0のテストから得られたS_2は約0.4となり、日下部の整理結果に比べてかなり小さくなっており、再検討の必要が認められた。(2)D≠0のテストからSgを求めたところeに抱らずSg〓1.55となったが、これはde Beerの提案値に近い。また2,3次元の支持力を比べて求めたSgは1.67であった。また2、3次元の支持圧力が等しいようなD/B=1.1となり、これはMeyerhofの求めた0.25と大巾に異なっている。(3)2次元実験から求めたdgはD/B<4では1+(D/(4B))・tanφで、D/B>4では1+1/4tanφ、tan^<-1>(D/B)で近似出来ることがわかった。 日下部は気乾稲城砂を用い小型土槽(直径30m、高さ20cm)および中型土槽(直径1.5m、高さ2.0m)で支持力実験を行った。L/B=1〜9に変え、Dr〓80%であった。その結果、(4)荷重沈下曲線はL/Bの値により変化し、D/Bが大きい程、平面ひずみ効果のためgp(ピーク)が大きく、gr(残留)が減少するがL/B>5では一定になることが確かめられた。(5)地表面で観測した破壊域の範囲もL/B>5でほぼ一定となるが、その範囲は塑性理論で知られてるものに比べ約1/2と小さい。理由の一つとして進行性破壊が考えられる。(6)載荷時の土盤内土圧を測定したところL/Bの増大とともに、垂直土圧と水平土圧は長辺側に集中する傾向がみられた。これは砂地盤内の応力伝達特性に起因するものと考えられる。
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