1989 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
63550381
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Research Institution | Nihon University Junior College |
Principal Investigator |
堀田 新太郎 日本大学短期大学部, 助教授 (30087241)
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Keywords | 飛砂 / 飛砂防止工 / 堆砂垣 / 防風 / 前砂丘 |
Research Abstract |
本年度得られた主要な研究結果は以下の通りである。 1.防風・防砂工に用いられるフェンス(垣)について、空隙率の相違による減風効果、飛砂の捕捉状況に関する実験を実施した。その結果は (1)最も効果的な減風域を与える空隙率は30%である。 (2)垣の周辺の堆砂は空隙率が小さいほど早く、空隙率が40%以上になると堆砂効果は小さくなる。 (3)早く、大量に飛砂を捕捉する空隙率は30%であった。 以上の結果から、防風・防砂垣の最適空隙率は30%と結論された。 2.次に海岸堤防の前面にて効果的に飛砂を捕捉するための堆砂垣の位置に関する実験を行った。その結果は次の通りである。 (1)堤体自体の飛砂粗捕捉効果はほとんど期待できない。 (2)最も効果的に飛砂を捕捉する垣の位置は、堤体法先より垣の高さの約10〜15倍程度の位置である。 3.上記の実験中における堆砂状況の詳細な観察より、堆砂垣が埋没するまでの時間を予測する数的モデルに関する有益なアイデアが得られ、そのアイデアを取り入れたモデルを作成中である。 4.堆砂垣の効果、堆砂垣を利用しての前砂丘の構築法、および前砂丘の効果についての文献調査を実施した。その結果はCoastal Sediment'91にて発表すべく準備をしている。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] Shintaro Hotta: "Vertical distribution of sand transportrate by wind" Coastal Engineering in Japan.
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[Publications] Shintaro Hotta: "Function of sand fence placed in front of embankment" 22nd Internatinal Conference on Coastal Engineering(オランダ、デルフト). (1990)
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[Publications] Shintaro Hotta: "Function of multiーrow sand fence for forming foredune" Coastal Sadiment'91.