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1988 Fiscal Year Annual Research Report

培養細胞内の植物ホルモンの局在と再分化能に関する免疫組織化学的研究

Research Project

Project/Area Number 63560002
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

吉田 薫  東京大学, 農学部, 助手 (70183994)

Keywordsオオムギ / 再分化能 / 植物ホルモン / ジベレリン / サイトカイニン / カルス
Research Abstract

オオムギ種子根の根端組織由来カルスの培養系において、免疫組織化学的手法を用いて多細胞レベルでの植物ホルモンの分布と再分化能との関係を明らかにする前提として、本年度は、電子顕微鏡用切片の作製法の検討、種子根カルスにおける植物ホルモンの定量、及び、種子根カルスからshootを形成させうる培地の検討を行った。
1.電子顕微鏡用切片の作製法の検討
細胞内の物質の分布を乱さないような切片の作製法ということで、低温でのパラホルムアルデヒドによる固定、及び-20℃での脱水と低温重合剤(Lowicryl-K4M)への置換、浸潤、及び重合を適用したところ、薄切可能な樹脂ブロックを作成できることがわかった。
2.種子根カルスにおける植物ホルモンの定量
(1)ジベレリンについては、溶媒分画、HPLC、及びラジオイムノアッセイを行うことによりGA_1、GA_3、GA_4、GA_7、GA_<20>を定量することができた。その結果、カルスにはGA_1とGA_3が相当量含まれていた。
(2)サイトカイニンについては、陽イオン交換クロマトグラフィー、HPLC、及びエンザイムイムノアッセイを行うことにより、Zeatin、Zeatin riboside i^6Ade、i^6Adoを定量することができたが、カルスではほとんど検出されなかった。
3.種子根カルスにおけるshoot形成用培地の検討
オオムギ11品種を用いて、種子根カルスからshootを再分化させうるような培地の検討を行った。カルス誘導培地や再分化培地において、オーキシンの種類と濃度、サイトカイニンやジベレリンやエチレン放出物質の添加、カゼイン加水分解やイースト抽出物の添加、浸透圧の検討等、様々な試みを行ったが、shootを形成させることきできなかった。

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Published: 1990-03-20   Modified: 2016-04-21  

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