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1988 Fiscal Year Annual Research Report

微生物ω-アミノ酸トランスアミナーゼのタンパク質化学的研究

Research Project

Project/Area Number 63560111
Research InstitutionUniversity of the Ryukyus

Principal Investigator

与那覇 和雄  琉球大学, 農学部, 助教授 (50101184)

Keywordsω-アミノ酸 / トランスアミナーゼ / ビタミンB┣D26 / タンパク質の一次構造 / ピリドキサル酵素
Research Abstract

ω-アミノ酸:ピルビン酸トランスアミナーゼ(ω-APT)の一次構造解明を目的としてタンパク質化学的研究を行った。本年度で得られた成果は以下の通りである。
1.ω-APTのBrCNペプチドの精製
還元・カルボキシメチル化したω-APTを常法に従ってBrCNで分解した。分解物をセファデックスG-50カラムにかけ、6個の画分に分けた。その後各画分を逆相カラムを用いる高速液体クロマトグラフィ(HPLC)で精製することにより9個の精製BrCNペプチドを得ることができた。
2.BrCNペプチドのアミノ酸組成およびアミノ酸配列決定
精製した各BrCNペプチドを4Nメタンスルホン酸で加水分解した後、アミノ酸分析計にかけ、アミノ酸組成を算出した。その結果、BrCNペプチドのアミノ酸の総数は396個になり、ω-APTのサブユニット当りのアミノ酸が446であることから、約90%をカバーすることがわかった。また、各ペプチドのアミノ酸配列を気相法シーケンサーを用いて決定した。BrCNペプチドの中で、CB3-2はCys-Ile-Ala-Lys-Gln-Val-Thr-Gly-Alaの配列で、補酵素ピリドキサル5'-リン酸(PLP)の結合するLysを含んでいることからω-APTの活性中心であることがわかった。このアミノ酸配列を他のPLP酵素の活性中心と比較したところ全く相同性が認められず、ω-APTの構造がユニークであることが示唆された。
3.ω-APTのトリプシンペプチドの精製
ω-APTのトリプシン分解をセファデックスG-50にかけた後、逆相カラムを用いるHPLCで精製した。その結果8個の精製ペプチドを得ることができた。

URL: 

Published: 1990-03-20   Modified: 2016-04-21  

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