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1988 Fiscal Year Annual Research Report

海外カツオまき網漁業における漁業情報の利用機構に関する研究

Research Project

Project/Area Number 63560185
Research Institution東京水産大学

Principal Investigator

竹内 正一  東京水産大学, 水産学部, 助教授 (00017047)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 小池 孝知  東京水産大学, 水産学部, 助教授 (10017048)
小倉 通男  東京水産大学, 水産学部, 教授 (60017035)
Keywordsまき網 / 漁業情報 / データベース
Research Abstract

1.海外カツオまき網漁業において利用している漁業情報に関する資料を収集するために焼津港において、聞き取り調査と資料の収集を行なった。このうち漁船間の交信記録については、マイクロコンピュータに入力し各漁船の行動のパターンを解析中である。さらに、聞き取り調査によって得られた資料より、操業の可否を決定する情報の種類とその範囲について整理した。その結果、操業をするか、しないかを決定する要因は、ソナーによって得られる魚群の量であることが判明した。さらに、海象条件としては表層と中層の潮流の速さとその方向であった。表層と中層の潮流の差が0.5ノット以下で、方向が同一象環にある時に操業が可能であるという結果が得られた。
2.魚群探索に利用している漁業情報を収集するために、焼津港所属海外カツオまき網漁船第85福一丸に乗船した。魚群探索はマクロな探索とミクロな探索に分けられる。マクロな魚群探索は漁船間の定時交信、過去の操業記録、流木に付けたラジオブイの分布などによって行われている。ミクロな魚群探索はクローズネストにある見張台より海鳥を発見することにより行なわれる。海鳥の群れている所にいる素群または流木に近より、ソナーで魚群の量を判断して操業の可否を決定する。この海鳥の発見においても、周囲に分散している漁船の操業状況が常に参考にされている。
3.さらに、各船の漁獲成績報告書を1980年から1987年まで収集し、マイクロコンピュータに入力し、ファイルを作成中である。一部完成したファイルはデータベースとして、魚群の性状別漁獲量、海況別除荷時量、漁場別漁獲量、漁場別操業回数といった情報が引き出せるプログラムと一体化して利用出来るようにした。

URL: 

Published: 1990-03-20   Modified: 2016-04-21  

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