1988 Fiscal Year Annual Research Report
穀物の備蓄施設設計のためのエキスパートシステムの開発
Project/Area Number |
63560240
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
内田 進 九州大学, 農学部, 助手 (00038275)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村田 敏 九州大学, 農学部, 助教授 (30038187)
石橋 貞人 九州大学, 農学部, 教授 (50041588)
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Keywords | 穀物 / 備蓄施設 / 設計 / 壁面応力 / サイロ / エキスパート |
Research Abstract |
穀類の大規模貯蔵施設の設計のために、得られた過去の膨大なデータとともに、サイロ壁体に加わる応力を実測し、エキスパートシステムを応用して、大型ばら貯蔵サイロの実用化を推進する食糧備蓄施設設計の支援プログラムを開発し、従来試行錯誤的に行なわれ、事故または過大投資を招いたサイロ設計に適切な方式を与えようとするものである。本年度は、現状の操業中のサイロを用いて、サイロ壁体に加わる圧力を直接測定し、データレコーダに記録し、これをAD変換して、コンピュータで分析した。また、サイロ周辺の温度・湿度は打点記録計にて記録し、圧力データと併せて検討中である。これらのデータの一部を分析した結果、産物をサイロへ投入する時に発生するサイロ壁体圧力の変化は、産物の投入量が増えるにつれて、指数関数的に増加するが、産物が排出される時には、サイロの壁体圧力は、排出開始直後に急激に増加することが明らかになった。これは、産物が絞り込まれた排出口に急に流れ込み、排出できない産物の運動エネルギがホッパ部壁体の圧力の上昇を引き起こすものと思われる。この結果については農業機械学会九州支部誌(1988)に掲載した。排出時のサイロ壁体圧力の上昇を防止する方法を検討するため、以下のモデル実験を行なった。排出時にはサイロ中央部から排出されることが観察されているので、投入はサイロ壁面付近とし、さらにホッパに沿って材料がスムーズに排出されるように排出用ホッパの形状を非対称とした。その結果、材料をサイロ周辺に供給する効果はかなり期待され、非対称ホッパ形状は、極めて流動性をよくすることが明らかになった。一方、ホッパ部の素材を変えて、試験をしてみたが、サイロ円筒部の素材と関わりがあり、その効果は複雑であった。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 内田進・石橋貞人・守田和夫・宮内樹代史: 農業機械学会九州支部誌. 37. 8-18 (1988)
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[Publications] 内田進・石橋貞人・宮内樹代史: 農業機械学会九州支部誌. 37. 19-27 (1988)
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[Publications] 内田進・石橋貞人・宮内樹代史: 農業機械学会九州支部誌. 37. 28-37 (1988)
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[Publications] 石橋貞人・内田進・宮内樹代史: 第47回農業機械学会年次大会. (1988)
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[Publications] 石橋貞人・内田進・宮内樹代史: 第43回農業機械学会九州支部年次大会. (1988)