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1989 Fiscal Year Annual Research Report

耐肥性白クロ-バ窒素固定菌株の探索と混播草地への活用

Research Project

Project/Area Number 63560251
Research InstitutionTOHOKU UNIVERSITY

Principal Investigator

菅原 和夫  東北大学, 農学部附属草地研究施設, 助教授 (20005672)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 伊沢 健  東北大学, 農学部附属農場, 教務職員 (70159656)
大竹 秀男  東北大学, 農学部附属草地研究施設, 助手 (20191942)
Keywordsシロクロ-バ / 窒素固定 / 耐肥性 / エコタイプ / 混播草地
Research Abstract

(1)収集クロ-バ98株のうち、同一環境下で増殖の進んだ95株について、形態等一般的特性を調べた。小葉の「長さ+幅」からグル-プ分けすると、Sは28、Mは61、Lは6株となった。葉色は大部分が中、花色は白が多く、開花盛期は6月中下旬が多かったが8月下旬と晩生も5株依在した。以上の結果からも変異の大きなエコタイプが収集されたものと考えられた。(2)16株について昨年同様に窒素固定能におよぼす窒素施肥の影響について検討した。根粒着生は窒素施肥により減少したが、根粒当りの窒素固定活性は株による変異が大きかった。窒素施肥にらる窒素固定活性の感応性による分類では、活性の低下しないO型O株、急速に減少するが回復も速い、AA型3株、急速に低下し回復の遅いAB型4株、未確定1株となった以上より昨年同様に耐肥性クロ-バの存在が確認された。(3)採集クロ-バ16株についてパ-オキシダ-ゼアイソザイムの存在と株漢の変異が確認された。6つのアイソザイムの組合せから採集クロ-バではa〜dの4グル-プに分けられた。施肥窒素に対する窒素固定感応性との関連ではO型がアイソザイムd型と何らかの関連のあることが示唆された。(4)白クロ-バ・オ-チャ-ドグラス混播草地では施肥窒素の窒素固定活性抑制効果が軽減されること、それはオ-チャ-ドクラスによる土壌中硝配態窒素の吸収利用による混播効果と考えられた。
(4)以上の結果より、白クロ-バ・エコタイプでは窒素耐性のもの存在すること、本研究により採集されたものでも約14株が耐肥性が強い株と認められた。またイネ科草との混作による土壌窒素環境の改善による高い窒素経済性を確保できる可能性が示唆された。

  • Research Products

    (3 results)

All Other

All Publications (3 results)

  • [Publications] K.SUGAWARA: "Seasonal variation in symbiotic nigrogen fixation of white clover" XVI International Grassland Congress. 1. 133-134 (1989)

  • [Publications] 菅原和夫: "自生白クロ-バの窒素固定能耐肥性とPODアイソザイム変異" 日本草地学会.

  • [Publications] 菅原和夫: "自生白クロ-バの施肥窒素に対する窒素固定活性の感応型について" 日本草地学会.

URL: 

Published: 1993-03-26   Modified: 2016-04-21  

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