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1988 Fiscal Year Annual Research Report

ステロイド受容体の機能解析及び関連遺伝子のクローニング

Research Project

Project/Area Number 63570110
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

酒井 正春  北海道大学, (北大医第一生化), 講師 (50162269)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 近藤 滋  東京大学, 医学部第一生化学, 特別研究員
今門 純久  東京大学, 医学部皮膚科学, 助手 (60168507)
Keywordsエストロゲン受容体の機能的ドメイン構造 / トランス作用活性 / DNA結合領域 / ステロイド結合領域 / 大腸菌による大量産生 / カイコ多角体病ウイルスベクター
Research Abstract

1.ラットエストロゲン受容体の機能的ドメイン構造の解析
既に単離したラットエストロゲン受容体の種々の欠失変異を作製し、ヒデロゲニン遺伝子のエストロゲン感応部位を持つレポーター遺伝子と共にCOS-7細胞に導入した。レポーター遺伝子の産物を定量し、受容体の機能的ドメイン構造を解析した。既に、受容体のN-端より185-268番目のアミノ酸より成るDNA結合領域、307-558番目のステロイド結合領域が他のグループより同定されているが、我々はまだ機能のはっきりしないN-端領域について詳しく調べた。その結果、N-端より111-140番目の領域が転写の活性化機能を増大することが解った。さらに、C-端のステロイド結合部位を除くと(C-端より260アミノ酸を欠失させると)、ステロイドに非依在的に転写活性化機能が現らわれるが、さらに24アミノ酸を欠失させるとこの活性が消失し、N-端より317-340番目の領域も機能的に重要であることが明らかとなった。現在、受容体以外の因子との相互作用による転写調節などについても検討中である。
2.受容体の大量発現系の開発
蛋白質としての受容体の機能解析、抗体の作製及び受容体の特異的なDNA結合能を利用した関連遺伝子のクローニングを目的として、大腸菌とカイコの素を用いて大量産生を試みた。大腸菌の発現ベクター(tacプロモーターを持つ)に導入したラットエストロゲン受容体cDNAを大腸菌に入れ、全蛋白の約10%程度産生する系を確立した。現在、この蛋白の精製を行っている。この系では受容体が2量体として大腸菌内に蓄積していることが明らかになった。カイコを用いた系では、カイコ多角体病ウイルスのポリヘドリンプロモーターに受容体cDNAを組み込み、カイコ培養細胞に感染させた結果、約1000fmol/mg蛋白の受容体を産生していた。

  • Research Products

    (3 results)

All Other

All Publications (3 results)

  • [Publications] S.Imakado; etal: 準備中.

  • [Publications] 酒井正春 他: 実験医学. 6. 788-793 (1988)

  • [Publications] 今門純久 他: 実験医学.

URL: 

Published: 1990-03-20   Modified: 2016-04-21  

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