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1988 Fiscal Year Annual Research Report

ミトコンドリアの複合酵素系のAssemblyに関する研究

Research Project

Project/Area Number 63570116
Research InstitutionThe University of Tokushima

Principal Investigator

藤原 和子  徳島大学, 酵素科学研究センター, 助教授 (20108880)

Keywordsグリシン開裂酵素系 / P蛋白 / ピリドキサルリン酸 / cDNA
Research Abstract

ミトコンドリア内膜に局在するグリシン開裂酵素系はP,H,TおよびL蛋白と呼ばれる4種類の蛋白より構成される複合酵素系である。この酵素系の各蛋白がポリソーム上で合成された後、ミトコンドリアでassemblyするための情報を知るために、まずP蛋白について、cDNAのsequencingを行った。λg+11 chicken liver cDNA libraryをP蛋白の抗体を用いてscreeningし、1,000,000個のcloneから3個のpositive cloneを得た。この内、最も長い1.8kbpのcDNAについてsequencingを行った。このcDNAには1333bpのcoding regionと497bpの3´noncoding regionが含まれていた。coding regionに含まれるアミノ酸残基数は444であり、それはP蛋白の分子量(subunitは100,000DA)から考えて、C末側1/2に相当する。我々が既に報告しているP蛋白の補酵素であるピリドキサルリン酸が結合するリジン残基はC末端より267残基目に当り、比較的C末端寄りに位置することになる。3´noncoding regionにpoly A tailは含まれていなかったが、3´末端より23base上流にpoly A sognalがあるのでまもなくpolyA tailが続くものと思われる。他の2つのcloneはsequenceした1.8kbpのcDNAに含まれる領域のcDNAをinsertに持ったものであった。P蛋白の全長cDNAを得るためにこの1.8kbpのcDNAよりHindIII-E_<10>R1 fragmentを得、これを^<32>P-dCTPでlabelし、これをprobeにしてλg+11 libraryを再screnningしたところ、20個のpositive cloneを得たので現在これらを分析している。又、このlabeled cDNAを用いてchicken liver mRNAのNorthern blot analysisを行ったところ、3.9Kbにpositiveなbandが見られた。これはP蛋白の分子量、5´noncoding region,leader sequence部分及び3´noncoding regionを考慮すると、P蛋白のmRNAとして妥当な大きさであると考えられる。

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Published: 1990-03-20   Modified: 2016-04-21  

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