1988 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
63570215
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Research Institution | School of Allied Health Professions Sapporo Medical College |
Principal Investigator |
浦沢 价子 札幌医科大学, 衛生短期大学部, 教授 (90045378)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
丸山 知子 札幌医科大学, 衛生短期大学部, 教授 (80165951)
谷口 孝喜 札幌医科大学, 衛生学教室, 講師 (40094213)
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Keywords | A群ロタウイルス / ウイルス蛋白 / 病原性 / 強毒株 / 弱毒株 / 単クロン抗体 / 新生児便 |
Research Abstract |
I.弱毒ヒトロタウイルス(HRV)に関する研究結果 1)弱毒株に対する特異的なVP4に対するモノクロナール抗体(mAb)を得る目的で、ヒトロタウイルス(HRV)感染無症候児便より得られた各血清型4株の弱毒ウイルスをマウスに免疫し、fusionを10回程試みたが、強毒株との反応性を欠いた弱毒株特異mAbは未だ得られていない。しかし強毒株とのみ広く反応するVP4に対するmAbが得られたため、これを用いることにより弱毒株のスクリーニングが可能となった。 2)4ケ所の病院で1988年10月から1989年3月に出生した健康新生児250名から、生後4〜5日目に採集した便について、A群HRV検出用mAb(YOー156,YOー2C2)によるHRV.のスクリーニングを行った。これまでに終了した148例中その20%の便が、YOー2C2とのみ反応した。この中強い反応性を示した12例についてELISA-serotypingを行った結果2型と4型特異mAbと同程度に強く反応したが、その反応は、電子顕微鏡、PAGEおよびELISA法の結果を総合して、HRVウイルス粒子そのものによる反応ではないと判定された。残っている材料について同様スクリーニングを行うと共に、これら便中の非特異反応物質について分析する予定である。 II.強毒株HRVに関する研究結果 HRVの既免疫成人をも含めた広い年齢層に顕性発症を起し、地域流行の原因ウイルスとしてK8株を我々はin vitroで増殖しておりpreliminaryの実験で特異なVP4を有すると予想していたがRNAのsequencingの結果、従来報告されているHRVとは異なる株であることを明らかにした。subgroupIIserotype1の抗原性を有しながらHRVとは異ると考えられるVP4(更にVP2も異る)を有することが病原性に大きく関わっていることが示唆された。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] Tomoko Urasawa,et.al.: Sapporo Med.J.57. 373-378 (1988)
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[Publications] Shozo Urasawa,et.al.: J.Inf.Dis.
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[Publications] Koki taniguchi,et.al.: J.Virol.